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2010年01月31日

セコリョ新聞日本語翻訳版2010年1月29日号

2010年1月29日号100129sekoryo.jpg
<写真説明>
第8回サハリン美術祝典で児童部門優秀賞をとった鄭・クリスチナ嬢。彼女は去年中国や日本で開催されたコンクールでも優秀賞をとった。(写真:李・イエシク)

2010年1月29日号

20万平米の住宅建設目標

 さる25日、サハリン州政府会議を主催したエス・ヴィリヤモフ副知事は2010年内に、ユジノサハリンスク市に20万平米の住宅を完成しなければいけないと発表。また、住宅価格の引上の原因となっている高い電設と下水道設置費用を如何に安くするかについての工夫が必要であると強調した上、3月1日まで解決策を見つけ、それを文書にしたものをユジノサハリンスク市政府に提出するように指示した。

最低生活費決定

 サハリン州政府は2010年1・4分期最低生活費を次のように決め、公表した。住民一人当たり平均最低生活費は8,362ルーブル、労働能力のある者は8、815ルーブル、子供7,912ルーブル。又、昨年10月に制定された法律91-30号によりサハリン州年金生活者の最低生活費は7,380ルーブルに決まった。

未成年者数9.7万人

 サハリン州内未成年者数は9万7、230人。さる21日、サハリン州議会は未成年者問題解決と彼らの権利保護組織の拡大と強化のために新しい関連法を制定し、今年から同組織に約400万ルーブルの予算を割当てることにした。

犯罪件数減少

 サハリン州検事局によると、昨年は前年度に比べ州内犯罪件数が5.2%減少した。主な犯罪行為は窃盗。しかし、組織的な犯罪件数は増加し、前年度比3倍も増加した163件でその殆ど(135件)が麻薬不法流通罪。

若い企業人養成

 サハリン州政府は昨年末から、大学生や大学卒業生100人余を対象に若い企業人養成教育を実施している。目的は事業別特徴の研究と若者の創業支援であるが、今年も2、5、6、10、11月に開かれると同プログラムを担当している知事補佐官が伝えた。

海外ロシア人のサハリン移住支援支援

 22日、州政府会議でカ・ストロガノフ副知事は、現在ロシア連邦政府が海外に住んでいるロシア人のサハリンへの移住支援策を検討中であると伝えた後、連邦政府の決定後、早急な予算作成と必要な書類が用意できるように準備して欲しいと担当部署に指示した。

通り名前改称

 先週、ユジノサハリンスク市政府は郊外集落の通りを名前を変える問題で会議を開いた。既に名前を変えるための委員会も組織され活動中であるが、改称問題に対する住民らの不満の声が高いため当局は悩んでいる。通りの名前が変わる住民らの持っている証明書や書類などに書かれている名前も変えなければいけない。その手続きが容易ではないため住民らは改称に反対しているのである。

『サハリン希望キャンペーン団』来島

 さる21日、韓国の全南大学イム・チェファン教授の引率下、「サハリン希望キャンペーン団」関係者7人がサハリンを訪問した。昨年8月28日、サハリン韓人問題解決のために結成された同キャンペーン団の訪問目的はサハリン韓人社会実態調査である。23日(土)、ロジナ会館と韓人会間でサハリン韓人団体代表や一般住民との懇談会を開き、キャンペーン団結成の背景や事業案の説明を行った後、現地民の意見を聞いた。現地社会団体関係者らはじっくり事業案について話す時間がないため、訪問団の帰国後、事業案を検討議論したの後、全体意見を伝えると述べた。キャンペーン団が現在構想中の事業案は以下のようである。
サハリン同胞永住帰国及び定着を支援する特別法制定
*サハリン韓人強制動員歴史記念館建立及び残留1世支援のための募金活動―政府、サハリン同胞社会、韓国市民、良心的日本人が共同参加
*日本の歴史的、法的責任(謝罪と補償)を問う対日訴訟―日本人と在日の弁護士が協力して、郵便貯金訴訟とは別に対日訴訟進める。海外同胞社会全体と連帯して行う。

太平洋戦争前後国外強制動員犠牲者支援関連法の行政訴訟提起―サハリン韓人を法的対象から除外している当局の違法性を問う。
*UNにサハリン韓人問題提起―UN民族差別特別報告官サハリン現地調査進める
*「サハリン韓人を思う議員団」結成―与・野党議員、日本政治家も参加
*サハリン強制動員朝鮮人遺骨実態調査と慰霊碑建立
*サハリン韓人社会や帰国者の団結と世論集め
*コルサコフ望郷の丘に詩碑建立

2010年01月30日

2月の写真

 2月の写真を掲載しました。
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「春まだ浅き・・・」:片山通夫

もう来週には立春を迎える。立春の前日が節分。季節の分かれ目を言うとか。ことさらこの立春の前日が節分と言われるのは、一年の境を冬から春へ移る時期をさすことによるそうだ。話は変わるが、鳩山政権が沖縄普天間基地の移設問題で揺れている。今週初めの名護市長選で民主党も押した基地移設反対派の市長が当選し、余計この問題を難しくしているように見える。

▲平野官房長官が26日の記者会見で、沖縄の普天間基地移設問題に関して「地元の民意を斟酌しない」旨発言した。琉球新報によると官房長官の発言は次の通り。「一つの民意の答えとしてはあるだろうが、検討の上で(選挙結果を)斟酌(しんしゃく)しなければならないという理由はない」

▲この平野官房長官の発言がきっかけに、沖縄からは、ごうごうたる非難の声が出始めた。官房長官にしてみれば、「移設先に関してはフリーハンドで臨みたい」ということだろうと斟酌できる。日米同盟を確固たるものにする為に5月までの期限ギリギリまで世論の動向を見極め、アメリカの意向を読む腹なのかもしれない。しかしである。「フリーハンドで臨む」ということは、沖縄以外、もっといえば、県外・国外にその移設先を考えるということにもなる。

▲残念ながら、鳩山政権、平野官房長官に妙案があるとは思えない。むしろ時間稼ぎの迷走と言ってもいいのではないか。アメリカに対する遠慮なのか、国民を欺く手段なのかとも考えられる。平野官房長官の発言からは、妙案をその腹の底に持っているようには見えないのだ。一国の政治家、それも官房長官という要職にある者が、沖縄問題だけにかかわらず、このように軽い発言に終始しているようではこの政権の命運は早晩尽きるだろう。この点を政権を担う人々は留意すべきだ。

▲節分は2月3日。その翌日は立春。しかし普天間基地問題のみならず、鳩山・小沢両氏の政治資金問題も予断を許さない状況の中では、節分を目前に控えても政権の春は程遠いようだ。 歌舞伎では三人吉三の一人、お譲吉三が「「ほんに今宵は節分か。西の海より川の中、落ちた夜鷹は厄落とし、豆だくさんに一文の銭と違った金包み、こいつァ春から縁起がいいわへ」と見えを切る有名な名セリフがあるのだが、国民は民主党の「金包み」が気になる。

2010年01月28日

Korean News Paper "Sekoryo"(PDF)

100129sekoryo.jpgIt is issued in Yuzhno-Sakhalinsk and we will deliver Se-Koryo Korean newspaper  
 ユジノサハリンスクで発行の新高麗(セコリョ)新聞をお届けします。
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2010年01月25日

セコリョ新聞日本語翻訳版2010年1月22日号

100122sekoryo.jpg2010年1月22日号
【今週のTOP写真】1月19日、州内40カ所の正教会で数百人の信徒たちが神現節を祝った。ユジノサハリンスク市民たちはヴォスクレセンスキ教会からガガーリン公園の湖まで行進した後沐浴を。(撮影:李・イエシク)

2010年1月22日号

若い公務員らへの財政支援強調

20日の州政府会議でア・ホロシャヴィン州知事と立法・執行機関関係者らは教育や保健、福祉関連分野に従事している若い専門家たちへの財政的支援が必要であることに同意、これを実現するための特別法案作りに取りかかることを決めた。州知事は「サハリンの将来は若い専門家らにかかっており、彼らは島の財産でもある。だから彼らに財政的支援を行うべきだ」と強調した。

カナダ外交官サハリン訪問

 18日、モスクワ駐在カナダ大使館政治部書記官ケトリン・イブコプ氏がサハリンを訪ねた。目的はサハリン州の経済潜在力と観光発展に関して可能性の探査と両側の文化、教育、経済交流可能性の確認であった。ケトリン氏を接見したヴェ・ロコトフサハリン州対外交流管理局長は「サハリン州の主な外国パートナーは韓国、日本、米国であり、カナダとの協力関係は微弱だ」と指摘した後、文化分野における交流から始めようと提案した。また、局長は今年開催予定の終戦60周年記念行事にカナダの芸術家たちが参加することを勧めた。

約15万トンの海産物輸出

 2009年、サハリン州海産物輸出量は14万5千トン(2億6500万ドル相当)。海産物はコルサコフ、ネベリスク、ホルムスク、南クリルスク、クリルスク港から出港し、その漁船数は916隻。2008年に比べ輸出量は4倍、輸出額は3倍増加した。主な輸出先は中国、韓国、日本。

ニブフ語の出版物

 サハリン北方少数民族原住民出身の作家ヴェ・サンギさんが75歳の誕生日を記念して今年中にニブフ語で2冊の本を発行する予定であることがわかった。サハリン州から予算支援を受けて、各600部を発行するとのこと。

住宅公共料金支援

 今年1月1日からサハリン州住民のうち4万6千人が住宅公共料金支援を受ける。政治弾圧被害者と戦争老兵、戦争中労働前線参加者などがその対象となる。彼らは毎月住宅公共料金の50%を年金のように銀行や郵便局で支援金を受け取ることになる。しかし、この支援金でアルコールを買う人もいるであろう。

交通事故で128人死亡

 昨年のサハリン及びクリル地域で起きた交通事故は944件。この事故による死亡者数は128人、外傷を受けた人は1299人。その中で子供は11人が死亡、125人が怪我した。交通事故の主な原因は交通規則違反。

ア・チェーホフ作品多数入手

 ユジノサハリンスク市にあるア・チェーホフ記念博物館によると、同館が昨年99点のチェーホフ作品を新たに入手した。その中には長年入手を望んでいたチェーホフの「サハリン島」の一部を始めて掲載した1894年発刊の雑誌「ルスカヤムイスリ15号」も含まれている。

漁業支援予算策定

 サハリン州農水産当管理局によると、サハリン州政府は今年漁業発展支援金として4200万ルーブルの予算を割り当てることにした。支援金は漁船の修理や漁業加工設備の現代化に使われるとのこと。

殺人事件

 サハリン州検事局によると、昨年12月24日、スミルヌイフ区域ポベジノ村に住む李某氏(60歳)が自宅で死体で発見された。李氏の体には傷跡があった。調査中、カン某(68歳)が殺人を自白。カン某の説明によると、二人はお酒を飲んでいるうちに口論になり、怒ったカン某がナイフで李某氏の首を刺し殺したとのこと。警察はカン某が高齢で健康状態が悪いため、外出しないとの約束で自宅待機を命令した後、刑事処理の手続きを踏んでいる。

外国人数減少

 外国人専門家の調査によると、昨年サハリン州外国人登録者数は6万3780人で前年度に比べ約3千人が減少した。また、2008年度には3万7857人が出国したが2009年度には経済危機の影響で4万1576人がサハリン州から出ていった。昨年の外国人勤労者数は80カ国2万7179人で、彼らの法律違反件数は8398件、約4千万ルーブルの罰金を払い、175人は追放された。

電気料金引上

 今年1月1日からサハリン州全域で電気料金が1キロワット当たり2.25ルーブルから2.52ルーブルへと引上げられた。原因は燃料価格の高騰(ガス20%と石炭6.6%)。州政府の説明によると1キロワット当たり元価は4.35ルーブルであるが、政府が一部を支援するために2.52ルーブルに留まっているのとのこと。電気窃盗事件は根絶できず昨年の場合824件が発覚、576件が提訴された。電力会社は発覚されていない窃盗は遥かに多いと言っている。

朴・ヘリョン会長「2009年人物」に選定

 サハリン州政府機関紙とTV公社がサハリン・クリルイ通信社と共同で行った「2009年の人物」選定コンクールで朴・ヘンリョン韓人会長が選定された。当コンクールをガガーリンホテルが後援し、その受賞式がさる18日同ホテルで行われた。20人の候補者のうち、5人(政治、ビジネス、発明、業績、人気部門別)が選定をうけたが、政治分野で朴会長が選ばれた。

スライドショー「土蔵の町」

  鳥取県倉吉市には古い町並みが残っている。町並みは土蔵が中心でそのほとんどが江戸から明治にかけてのものだという。
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徒然のサハリン「☆誕生日は疲れる」:オリホヴィク 美香

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 雪降り、吹雪が続いたせいか比較的静かなお正月が終わり、旧正月のお祝いも終わって平常の生活に戻ったところで私の誕生日がやってきました。
 ロシアでは誕生日は重要な日で、年齢や本人が好むと好まずに関わらずお祝いをしなければいけないと考えられています。特に、5と10の歳には盛大に祝わなければならないのだそうです。そして、さらに重要なのは、誕生日の本人が職場や家族など周囲の人に振舞うことです。この習慣は、幼稚園くらいから始まります。

 振舞い方は諸事情により、ケーキと飲み物だけとか、昼食を用意する、レストランに招待するなどいろいろです。夫の職場では、昼休みか午後の3時のティータイムにケーキとシャンパン(又はブランデー)で、夜はレストランでお祝いしているようです。私の職場では、数年前までは昼休みにケーキ、フルーツとジュースを出す程度でしたが、最近は昼食を振舞うのが普通です。自分で作ってもってくる、家族が作って持ってくる、宅配ピザなどを頼むなど様々です。

 私の場合は、せっかくなので和食っぽいものを食べてもらおうと思い、自分で作っていくことにしています。(私の料理は珍しいらしく、期待されているのが分かるので、宅配メニューに替えたくても替えられない。)ケーキが主流の頃は、おはぎなどの「あんこ」もの、昼食になってからは「すし」や「炊き込みご飯」の類におかずになるものを2,3品とデザートを用意しています。

 今年のメニューは、いなり寿司、豆腐のハンバーグ(ツナとひじき入)、アボカドとえびのサラダ、お好み焼き、干しプルーンとくるみのデザート、マドレーヌでした。前日帰宅してすぐに家族の食事の支度はそっちのけで準備にかかり、当日はいつもより早起きをして約10人分を作り上げました。みんなに満足してもらえて、がんばったかいがあったというものです。しかし、自分の家族の分は全然残らなかったし疲れきっていたので、その日の夕食はレストランでとなりました。

 さて、誕生日のプレゼントですが、サハリンでは他のロシアの地域とは違って韓国系の人が多くてその習慣が取り入れられ、様々なお祝いに現金を贈ることが多いのです(ただし、目上の人には現金は贈らない)。実際、本当に喜ばれるプレゼントを選ぶのは大変なことだし、お金はもらって困ることはないので便利なものです。一人あたりの額は、その職場の給料レベルによります。私は他の先生と違い学生には自分の誕生日を教えていなかったのですが、今年は誰かがリークしたらしく、受け持ちの全クラスから盛大なプレゼントをもらい、驚きと共に大感激。大きなバラの花束が3つ、大皿1枚、チョコレート菓子4箱、ケーキ1つ、お酒が数本。机上いっぱいのプレゼントを見て、同僚の日本人のW先生は一言「すごいですね。バーの開店祝いみたい」。とても持ちきれないので夫にヘルプを頼んで家まで運びました。でも、前日に試験で落とされて再試験を控えている学生が最初にプレゼントを持ってやってきたときは、ちょっと心底喜べず複雑な心境になりましたね。(だから教えていなかったんですが・・・)

2010年01月23日

スライドショー「沿線の風景 JR学研都市線」

   ちょっと散歩して撮ってきた写真「沿線の風景 JR学研都市線」です。
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2010年01月22日

ロシア正教の寒中沐浴:Lee Esik

  ロシア正教では毎年1月に寒中沐浴が行われる。氷点下の沐浴・・・・。ユジノサハリンスクからLeeEsikの報告。
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Korean News Paper "Sekoryo"(PDF)

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 ユジノサハリンスクで発行の新高麗(セコリョ)新聞をお届けします。
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2010年01月20日

スライドショー「街はいつでも後ろ姿・・・。」


  ちょっと散歩して撮ってきた写真「街はいつでも後ろ姿・・・。」です。
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2010年01月19日

「ハイチ大地震と中国」:片山通夫

もう15年たった。阪神淡路大震災からである。一方、海外ではカリブ海の島国・ハイチで未曾有の被害をもたらしそうな大地震が起こった。犠牲者数は5万とか20万とか言われていて定かではなさそうな情報が交錯している。アメリカはオバマ大統領が「決して見放さない」と再三に渡って言明、米海軍が原子力空母カール・ビンソンを出動させ、世界最大級といわれる病院船も派遣し救援活動に積極的だ。

フランスは旧宗国の面目をかけ、サルコジ大統領が現地に乗り込むという報道もあった。そんな中、中国は「大国の威信」を示すチャンスとばかり、かつてない迅速な救援活動に勤しんでいるようだ。

 我が国は残念ながらといってもいいほど反応が鈍かったように思えた。阪神淡路大震災の教訓は、おそらく「迅速かつ正確な救援活動」だ。無論出来るだけ大量の救援物資が必要であることは言うまでもない。
 新聞などの報道によると「出遅れた日本」のイメージが強い。調査チームの派遣発表の14日午後には既に他国は支援活動に入っていた。無論、ハイチまでの距離も遠いので、緊急救助活動は他国に任せて、今後欠かせない復旧支援に力点を置くという方策も重要だ。

 しかし、08年5月の四川大地震を教訓に迅速な対応をした中国の行動は称賛に値する。ただ中南米諸国の中では中国と距離を置いて、台湾と国交を結んでいる国が多い。ハイチもそうである。
 中国が純粋に人道的な立場で迅速かつ正確そして大量の支援をするならそれは歓迎すべき行動だ。しかしながら一部で観測されているように「ハイチを取り込む」という意図がその底流にあるとしたら、それは人の弱みにつけ込んだ「唾棄すべき救援活動」だといえる。
 四川大地震の教訓と中国国民の地震への意識の高さが中国政府に迅速な救援活動をさせたというのならそれは歓迎すべき行動なのだが...。

2010年01月17日

セコリョ新聞日本語翻訳版

2010年1月15日号
【今週のTOP写真】
100115sekoryo.jpg<写真説明>13日・ロシアの旧正月。この日、ユジノサハリンスク市内を走る馬車を見つけた。(撮影:李・イエシク)

1月13日・出版記念日

 1703年1月13日、ロシアの皇帝ピョートル1世の命令でロシア最初の新聞「ヴェドモスチ(会報)」第1号が発行され、この日を出版記念日とした。ヴェドモスチはモスクワとサンクト・ペテルブルグで発行されていたが、その後ロシスキエ・ヴェドモスチとヴェドモスチ・モスコブスキエへと名前を変えながら発行を続けた。1870年1月からは郵便局が出版物の郵送を始め、1914年には3千以上の出版物があった。1917年の10月革命以後出版記念日は5月5日へ変更した。その理由はソビエト新聞「プラウダ」が同日創刊されたからである。1991年から出版記念日は帝政ロシア時代の1月13日に戻った。2005年1月1日現在、4万6千余の出版物が登録され、前年度比2倍の成長。新聞2万6千、雑誌1万6千、その他3千の出版物が存在する。サハリン州では139の言論機関があり、その中の56は新聞社、その他38の区域新聞社、39のインターネット新聞、6つの通信社がある。

除雪作業急ぐ

 ユジノサハリンスク市道路管理局によると、さる11日の夜から84の除雪車が動員され作業を続けている。氷状態の道路に砂や塩を撒き、雪を郊外へ運び出すなど休まず働いているとのこと。

ユジノサハリンスク空港

 ユジノサハリンスク空港プレスセンターによると、2009年昨年の空港利用者数は63万314人。31万3千人が島に着き、31万7千人が島を出た。国際便利用客は8万7千人。そして、経済危機と言われる中で前年度比より乗客数は増えた。

警備万全にして

 11日、サハリン州内務管理局が記者会見を開き、年末年始の年休期間中の治安維持策の結果報告を行った。当局によると、昨年に比べ犯罪数は大幅に減少し117件に留まり、800カ所で開催された新年祝賀行事に3万6千人の住民が参加し、ユジノサハリンスク市勝利の広場では市民1万人以上が集まった。又、ロシア正教のクリスマスである7日には州内34の教会に1万以上の信者が集まり礼拝を行った。

連休の間の応急措置

 1月1日から10日までの連休の間、ユジノサハリンスク市で救急車を呼んだ人は2千人。昨年同期比減少。連休の間、氷状態の道で滑って骨折したり、お酒の飲みすぎで病院に運ばれたりする人が多いが、今年は大雪で外出を控えた人たちが多くて患者も少なくなったとのこと。

新居へ移住

 昨年12月30日、ア・ホロシャヴィンサハリン州知事は、老化の酷い家や壊れた家に住む住民の移住計画案の作成を建設管理局に指示した。知事は3月15日まで計画案を完成するように命じており、当局によるとクライニャヤワとドリンスカヤ通りと第8アパート団地の住民たちが移住対象となっており、今年中に1万5千平米の45世帯を建て彼らを移住させる計画。

造船業に700億ルーブル投資

 昨年大晦日に召集され極東造船業発展会議でロシア連邦運輸大臣は、ロシア政府は2015年まで河川と造船に700億ルーブルの予算を割り当てると伝えた。

中小企業支援予算1億以上

 昨年12月29日に開催されたサハリン州中小企業支援協議会の会議で州経済委員会長は今年の中小企業支援予算が1億1762万ルーブルと伝えた。昨年は1億の予算で258人の個人事業家と企業を支援した。

2010年01月16日

セコリョ新聞日本語翻訳版

2010年1月8日号
【今週のTOP写真】
100108sekoryo.jpg<写真説明>氷の彫刻展に出された諸作品(撮影:李・イエシク)

警官20%削減

 昨年12月25日、メドヴェージェフ大統領が2011年末までロシア連邦警官数を20%削減することを決めたとロシア政府が発表。大統領は今年3月末まで勤務を続ける警官の選抜と共に候補推薦の公正さの監査と警察機関の再建と収賄行為根絶案の提示を命じた。

20万平米建築

 サハリン州政府は今年中に20万平米の住宅を建設すると目標を決めた。2009年より133%も高い建築目標達成のために既に具体的な計画案が完成していると政府は伝えた。

サハリン州旗関連法修正

 昨年12月24日、サハリン州議会はサハリン州旗関連法を改正し、政府関連機関のほか、企業や住宅、スポーツ施設、政治集会場などの場所にも州旗を揚げることができるようにした。

州文化発展案審議

 昨年12月22日、州政府定期会議で2015年までのサハリン州文化発展事業案の審議があった。現在、州政府の文化関連予算は最も少なく、357カ所の文化関連施設の運営は極めて厳しくなっているため、国の発展において何よりも重要な役割を果たす文化事業に対する政府の見直しと巨額の投資を関係者は訴えている。

ウゴレゴルスク区域総合発展プロジェクト

 昨年12月17日、ア・ホロシャヴィン サハリン州知事はウゴレゴルスク地区総合発展プロジェクト関連実務会議を開き、ソンチェブスキー2炭鉱、第2サハリン国営地方発電所建設、ウゴレゴルスクとイリインスキ間鉄道敷設のための具体的な技術案の作成を指示した。

区域別人口

 サハリン州統計局によると、2009年1月1日現在サハリン州内各地域の人口は次のようである。ユジノサハリンスク市18万2240人、ホルムスク4万4776人、コルサコフ4万3242人、オハ2万9876人、ウゴレゴルスク2万6465人、ドリンスク2万5369人、ポロナイスク2万3668人、ネベリスク2万1763人、トイモブスコエ1万7738人、アニワ1万6632人、アレクサンドロフスク・サハリンスキ1万4868人、スミルヌイ1万3983人、ノグリキ1万3257人、トマリ1万369人、南クリル1万189人、マカロフ8920人、クリル6152人、ワフルシェフ2625人、北クリル2389人。

塾生2万2千人以上

 サハリン州教育局によると、州内36カ所の学習塾に通っている学生数は約2万2千人で、又スポーツ関連塾は448カ所、そこの生徒数は6千人余。

失業者減少

 2009年12月1日現在、サハリン州就業センターに失業者登録をしている人は3862人で前年度に比べ30%減少し、ロシア全国の水準では2倍も低い。2007年からサハリン州政府が実施してきた住民就業協力プロジェクトが効果を生みだしたものと見られている。州内で最も失業者の多い地域はマカロフで11%で、次はスミルヌイフ4.4%、トマリ3.8%、アレクサンドロフスク・サハリンスキー2.2%である。

タタールセンター孤児院訪問

 さる3日、サハリンタタールセンター「トガン・テル」の職員たちがサハリン国立総合大学やロシア極東国立技術総合大学の学生ら達とともにプレゼントを集め孤児院を訪ねた。センターの職員は「学生達も親達も支援物資の集めや孤児院の子供達と会うことを大変喜んでいる」と伝えた。


博物館で演劇上演

 サハリン州立郷土博物館は今年中に、チェーホフ生誕150周年を記念して、「流刑地サハリン」をテーマとした演劇の上演を準備している。館長のテ・チェイチェンコさんは「大衆的な演劇を通じて地方の歴史を知ってもらいたい」と企画の意図を述べた。

2010年01月14日

Korean News Paper "Sekoryo"(PDF)

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2010年01月13日

Korean News Paperセコリョ新聞(PDF)

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2010年01月09日

コラム「基地問題」:片山通夫

 鳩山政権が揺れている。特に沖縄の普天間基地移設問題が震源地のようだ。自公政権で米側と約束したこの問題、マニフェストで大風呂敷を広げた民主党の足を引っ張っている。

 アメリカとの同盟関係を重視するかどうかの瀬戸際のような書き方をするマスコミもあるが、ここは一番、じっくり考える必要がある。

 無論、外交問題は前政権が諸外国と結んだ約束は遵守する必要がある。しかし、ここで一度立ち止まって考え直すことも必要だ。例えば「核密約」も米国との約束だ。表だってしたかどうかの問題でなく…。

 我々は「核密約」も「あのときの約束だから」と容認できるのか?政権が代われば、立場も変わる。その立場の違いを十分相手国に理解してもらう努力を鳩山政権は行ってきたのか?100日をすこし超えた程度の期間に、この難問を解決せよという方が間違っているのではないか。

 また我々は「沖縄におんぶに抱っこ」の基地問題を、あえて避けて通ろうとしているだけではないか。「自分の問題、自分の国の問題」として、真摯に受け止めて、議論した記憶があるのかどうか、政治家、マスコミを始めすべての人々に問いたい。

 「沖縄は気の毒だ。しかしわが町に米軍基地はいらない」では通らない。先日、そのような話の前提に「我々国民が基地を他に移すという民主党を選んだのではないのか」と話したら「民主党にすべてを委ねたわけではない」という「狡猾な意見」が出てきた。

 民主党はマニフェストで次のように明記した。

51.緊密で対等な日米関係を築く
○日本外交の基盤として緊密で対等な日米同盟関係をつくるため、主体的な外交戦略を構築した上で、米国と役割を分担しながら日本の責任を積極的に果たす。
○米国との間で自由貿易協定(FTA)の交渉を促進し、貿易・投資の自由化を進める。その際、食の安全・安定供給、食料自給率の向上、国内農業・農村の振興などを損なうことは行わない。
○日米地位協定の改定を提起し、米軍再編や在日米軍基地のあり方についても見直しの方向で臨む。
 
 もう一度、沖縄の身になって考える必要が我々にはある。きれいごとでは通らない。

2010年01月08日

セコリョ新聞日本語翻訳版2009年12月25日号

<今週のTOP写真>
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<写真説明>ユジノサハリンスク市で昨年12月27日、サンタクロースの行進が初めて開催され、10人のサンタクロースが500個の新年プレゼントを子供たちに配った。(撮影:李・イエシク)

2010年1月1日号

法機関共同会議開催

 さる12月24日、サハリン州政府の呼掛けでサハリン安全保安局と反テロ委員会などが参加する法機関共同会議が開催され、年末年始の社会安全対策について話し合った。会議での報告によると、警察は12月25日から2千人の警官を動員し住民の身の安全と財産の保護にあたるとのこと。12月7日からユジノサハリンスク市の警官が昼夜、監視しているにも拘らず、クリスマスと新年祝賀ツリーの飾り物を盗んだり、氷彫刻を破壊したりなどの犯罪が83件も発生し、今後一層取り締まりを強化すべき状況にあるのである。

氷彫刻のフェスティバル

 さる12月24日、ユジノサハリンスク市で第1回国際氷彫刻フェスティバルの一環として行われたコンクールの結果が発表された。日本と朝鮮民主主義人民共和国、ロシアなど3カ国の彫刻家らが参加しての作品展で個人部門一等はロシアアムール州在住のエス・ザギドリンさんが、共同部門一等は日本に決まった。共同部門1等賞をとった日本チームには賞状と共に35万ルーブルの賞金が与えられた。

連邦上院議長、終戦65周年記念行事に協力約束

 昨年12月末、ア・ホロシャヴィンサハリン州知事がモスクワでロシア連邦上院のエス・ミロノフ議長にあい、サハリン州社会経済発展策について話し合った。12月21日のロシア統計局の発表によると、昨年ロシア連邦の工業生産力は13.5%も減少し、11カ地域のみが生産量が増加した。サハリン州は生産量増加地域中第3位。懇談の際、議長は来年9月に行う予定の終戦65周年記念行事への協力の他、行事への参加も約束したと伝えられている。

米国軍オーケストラ招待

 さる12月末、ウラジオストク駐在米国総領事館の出版文化教育担当職員がサハリン州を訪ねた際、来年行われる予定の終戦65周年記念行事に米国の軍オーケストラの参加を提案、ユジノサハリンスク市政府が彼らを招待することを決めたとのこと。

深夜のアルコール販売禁止法廃止

 昨年5月、サハリン州議会は深夜24時から朝7時まで商品でのアルコール販売を禁止する法律を制定した。しかし、この法律に対する住民や商人らの反対の声が高く、彼らが裁判を起した。先日、サハリン裁判所が同法律の無効判決を下だした。州議会は極東仲裁裁判所に1カ月以内に上告することを決め、裁判闘争は暫く続きそうである。

平均賃金3万2800ルーブル

 サハリン州経済委員会の年末報告によると、昨年1年間のサハリン住民の平均賃金は3万2800ルーブル。前年度同期に比べ13.6%も増加している。平均年金は8366ルーブルで実質引上率19.6%、最低生活費より22%も高い。又、人口は12月1日現在51万1100人で昨年同期に比べ3700人減少している。

流通期限切れの食品販売

 最近、オブニンスク市で流通期限の切れた児童用の食品を食べた子供がお腹を壊した事件が発生した。その親が他の家庭の子供たちのことを心配し、この事実を当局に通報、警察がその店の在庫をすべて押収したのち、商店主の刑事処罰を決めた。

2010年01月03日

「100年という節目の年」:片山通夫

 石川啄木がこんな歌を読んでいる。

新しき明日の来るを
信ずといふ
自分の言葉に嘘はなけれど

 100年前に「大逆事件」が起こった。この事件のことは、元日に三室 勇 氏が書かれているのでここでは書かない。この啄木の歌はこの事件が起こった翌年の1911年(明治44年)に発表されている。彼の日記に「幸徳秋水等陰謀事件発覚し、余の思想に一大変革ありたり。これよりポツポツ社会主義に関する書籍雑誌をあつむ。」とある。
幸徳秋水ら24名が44年1月死刑判決を受け、うち12人が一週間の後には刑が執行された。暗黒の時代の始まりである。

また、同じ頃に啄木は1910年の韓国併合も詠んでいる。

地図の上
朝鮮国に黒々と
墨をぬりつつ秋風を聞く

 このように今年は大逆事件、韓国併合が起こって100年目である。その100年という節目に我が国では厭うべき風潮がまかり通っている。いわゆる右傾化とも言われる風潮だが、生半可な右傾化ではなさそうな事態だ。昨年暮れにも、在日韓国人である記者のブログに対して「韓国人バッシング」が行われたことは生々しい記憶だ。

 現代の厭うべき風潮が100年前の啄木の時代に後戻りしたのだとすれば、その後の我が国の歩みは暗黒の時代に後戻りすると危惧するのは筆者だけか。

 我々は冒頭に上げた歌のように「新しい明日」がくることを信じて、2010年という節目の年を右傾化、民族差別などから守らなければならない。ペンで、あるいは弁論で「右傾化を、差別を阻む」という行動を起こすべき年が来たといえる。

最後に韓国併合後、朝鮮総督府初代長官寺内正毅が詠んだ歌を紹介したい。啄木の歌と比べてほしい。

小早川、加藤、小西が世にあらば 今宵の月をいかに見るらむ
蛇足:小早川、加藤、小西は秀吉の命令で「朝鮮征伐」に参加した武将の名

2010年01月01日

2010年1月の写真

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新年のご挨拶

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 あけましておめでとうございます。
         昨年中はお世話になりました。
         本年もよろしくお願い申し上げます。
                                                          2010・1・1