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2009年11月30日

セコリョ新聞日本語翻訳版・2009年11月27日号

se_koryoS.jpg セコリョ新聞日本語翻訳をお送りします。
091127sekoryo.jpg<写真説明>18日、州立美術館のチュ・ミョンス画家の展覧会オプニングに文化芸術人、政治家、韓人社会代表らなどをはじめ多くの知人たちが出席して祝う。(撮影:李・イエシク)

2009年11月27日号

ソウルでサハリン紹介

 先週、ロシア連邦外務省でア・ホロシャヴィンサハリン州知事と同省ア・ボロダフキイン大臣との会談が行われた。両者はサハリン州における対外政策や反危機策、外国投資状況などについて話し合った。又、韓国や日本でのサハリン州紹介事業案の検討も行われ、残念ながら先日予定されていた東京での紹介式は延期となったが、韓国では予定通り来年の上半期に行うとの報告がなされた。

サハリン州の飲酒量増加

 23日に行われた州政府会議によると、過去9カ月間サハリン州住民のアルコール消費量が一人当たり27リットル(ビール除外)で、全食品消費量の25%を占めていることがわかった。アルコール消費量は昨年より2.4%増加しており、ウォッカが販売量の50%を占めている。サハリン州立麻薬・アルコール中毒者療養所のエル・コニュシェンコ院長によると、州内中毒者数は約2万4千人で、全体未成年者の3割がアルコール中毒者でロシアの平均より2.5倍も多いとのこと。


優秀地方自治体表彰

 さる23日、「2008年度地方自治体活動評価コンクール」の結果発表があった。1位ユジノサハリンスク市、2位アニワ市、3位はノグリキ市。賞金は1位から500万ルーブル、300万ルーブル、100万ルーブル。よく働く地方自治体政府を励まし、手本にするために行っている同コンクールは州政府が主催するもので今後も続けられるとのこと。

年金引上

 来月からロシア連邦年金財団の年金中、労働年金基本額が現在の1959ルーブルから2562ルーブルへと、来年1月からは労働年金の保険額が1100ルーブル引上げられる。

海産物輸出4倍増加

 サハリン州税関によると、この10カ月間の海産物輸出額は約2億ルーブルに達し、昨年の5300万ルーブルに比べ4倍も増えた。

医師教師らのために木造家屋を

 トイモフスコエ市政府は医師と教師のために、3年間に渡って13棟の木造家屋を建築しなければいけない。まず、今年の年末まで8棟の建築を始めなければいけない。既に地方政府から700万ルーブルの予算がおりており、州政府も2700万ルーブルを支援する。

深夜アルコール飲料販売禁止

 2006年から深夜のアルコール(ビール除外)販売を法律で禁じてきたウラジミル州が今度はビールの販売も禁じる法律を州議会に発案、サハリン州議会の経済発展担当委員会がこれを指示しサハリン州でも導入することを提案した。州議会がどのような決定を下ろすか。

夜の未成年者通行禁止

 12日、サハリン州議会は未成年者の夜10時から翌朝の6時までの外出を禁じる法律を採択した。父母同伴の場合は問題ない。しかし、クラブなど未成年者を相手に商売をしている人々からの反対の声もある。

ホテル「MEGA・PALAS」の経営権巡って戦い

 先日の20日夕方、ユジノサハリンスク市にある「MEGA・PALAS」ホテルに韓国人20人が現れ、現社長の退陣を要求しながら2階の事務所などを占拠している事態が発生した。当ホテルの支配人の話によると、シンという韓国人の共同投資者が韓国で開かれた株主臨時総会で新しい社長に選ばれたと主張しているが、現社長は総会の無効(現社長の持分67.87%)を主張し、退陣を拒否している。サハリン州商工会のテ・コンチェワ委員長は裁判で解決するしかないと意見をいう。

2009年11月26日

Korean News Paperセコリョ新聞(PDF)

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 ユジノサハリンスクで発行の新高麗(セコリョ)新聞をお届けします。
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2009年11月23日

セコリョ新聞日本語翻訳版・2009年11月20日号

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 セコリョ新聞日本語翻訳をお送りします。

2009年11月20日号

韓国のSTXグループ訪問

 サハリン州国際対外経済及び地域交流委員会によると、さる13日、韓国の造船・プラント関連大企業STXグループがグループ会長のサハリン訪問の準備のためにサハリンを訪ねた。機械プラントチームの李・ビョングチーム長をはじめ3人の社員が同委員会長に会い、自社紹介の他、韓国側が関心を持っている分野即ち発電所建設や石炭部門における投資環境などを調べた。ヴェ・ロコトフ委員長はサハリン州政府のウゴレゴルスクとシャクチョウルスク地域の炭鉱開発への投資事業案を準備中であると伝えながら、「我々は発電所建設と不凍港まで石炭を運搬できる鉄道建設の必要性を強く感じている。韓国側がこのような事業に関心を持っているならば、州政府は韓国側の提案を検討する意向がある」と肯定的な姿勢を示したとのこと。

コルサコフ市長一行韓国訪問

 コルサコフ市韓人会金・ボクドクさんによると、来る23日コルサコフ市長と社会発展管理局長と韓人会代表3人が韓国江原道サムチョク市長の招待を受け、公式訪問する。今年の8月コルサコフ港に入港した韓国東海海洋警察長の紹介でサムチョク市との交流を深めようと考えて訪韓するサハリン代表らは姉妹提携を結ぶことを期待しているようだ。

来年度州予算

 さる12日、サハリン州議会で来年度政府予算案が通った。それによると、支出419億ルーブル、収入340億ルーブル。州財政管理局長は「来年も社会基本インフラ整備に重点を置いた」と説明をした。

来年は韓日合併100周年

 今月12~20日間、韓国のKBS記者団がサハリンを訪ね、韓人らの歴史と現状を撮影。2010年は韓・日合併100周年となる年なので、日本によって被害を被った海外同胞らが多く住む5つの地域を選んで取材をするとのこと。関連研究者3人が同行しての取材で関係者のインタビューや過去の資料を丁寧に調べるなどした。

州の人口

 サハリン州統計局によると、9月1日現在、サハリン州人口は51万2300人で、年初に比べ2248人が減っており、その中の1519人が他の地方へ移住した。出生率は昨年より0.3%増加し4155人が生まれ、3051組が結婚(昨年比5.2%増加)し、2183組が離婚(昨年比4.1%減少)した。又、ユジノサハリンスク市の人口は18万2200人で女性が9万7500人、男性が8万4700人で女性がより多い。

交通事故による死亡者120人

 この9カ月間、サハリン州では748件の交通事故があり、交通事故による死亡者が120人に達した。交通事故件数は昨年に比べ16%減っているが、死亡者数は増加した。

テコンドー大会

 15日、ユジノサハリンスク市のオリンピック選手養成体育館で、第1回韓国ビジネスカップテコンドー大会が開催された。サハリンで事業を行っている韓国系企業が後援し、サハリン州テゴンド協会が主催した本大会には7―18歳までの約100人程の選手たちが参加した。地域別にチームを組んで出場する本大会の優勝者はコルサコフ市。優勝者らには韓国への留学機会が与えられる。最近、サハリン州テコンドー選手らの実力が日々高くなり、ロシア全国でよい成績を上げている。

ネベリスク同胞、多民族フェスティバルで優勝
091120sekoryo.jpg写真:民族文化フェスティバル「多民族のサハリン」が14日、ユジノサハリンスク市サフインセンターで開催された。韓人会も含め多くの民族が参加し、民族料理や風習を伝える品の紹介、歌と踊りなどで盛大な場を作り上げた。(撮影:李・イエシク)

 4日、ロシア国民団結の日を迎えてネベリスク市では多民族フェスティバルが開催された。ロシアやドイツ、タタールなど多様な民族代表らが参加して民族文化を紹介する外、民族間で特技を見せ争う大会も行った。その結果、チマヂョゴリの民族衣装で民謡を歌った韓人代表チームが優勝した。

地方韓人会長選挙

 今月14と15日、ポロナイスク市のヴォストク部落とマカロフ地域で韓人会総会が開かれ、両地域とも新しく会長が誕生した。新任会長らは地域の多民族と共生しながらも民族性を忘れず民族の名節を記念し同胞間の親睦のために頑張りたいと言うほか、民族の言葉である韓国語の教育により関心を持つべきであると強調した。

2009年11月19日

Korean News Paperセコリョ新聞(PDF)

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2009年11月17日

ユジノサハリンスクは冬の装い:Lee Esik

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  ユジノサハリンスクの雪景色を堪能してください。撮影は 写真記者 LeeEsi さん。
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2009年11月16日

セコリョ新聞日本語翻訳版・2009年11月13日号

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 セコリョ新聞日本語翻訳をお送りします。
【今週のTOP写真】
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<写真説明>11日、離散家族会と韓人会の代表らに来年の永住帰国事業について説明を行っている韓国赤十字社の担当職員ユ・インソンさん(左)(撮影:李・イエシク)

2009年11月13日号

極東地域指導者会議

 さる6日、ハバロフスク市で極東地域の指導者らの地域地域間経済交流会議が開かれ、この9カ月間の同地域の社会経済発展問題について審議を行った。会議では主にエネルギー問題が取り上げられたが、他にクリル島やバイカル地域発展や新型インフルエンザ、年金問題などについても話し合われた。又、ア・ホロシャヴィンサハリン州知事はロシア鉄道会社の社長に会い、ウゴレゴルスクとイリインスク間の鉄道敷設とサハリンと大陸間の橋建設問題について話し合ったが、同問題は11月19日から二日間に渡ってモスクワで開かれる予定の運輸フォーラムでも取り上げられるとのこと。

警官の日を祝う

 11月10日は警官の日。ユジノサハリンスク市ではコムソモレツ文化青年センターで州政府が主催する記念式があった。式典に招待され参加した警官や法律関係者らに知事は謝意を表した後、業績のある多くの警官に表彰状や感謝状を贈った。

州内でマス・鮭29万トン

 11月10日現在、サハリン及びクリル島のマス・鮭の漁獲量は29万トン。マスが25万2千200トン、鮭が3万8千トンなど。

初の死亡者発生

 先週、サハリン州で初の新型インフルエンザによる死亡者が出た。死者は妊娠6カ月の18歳の女性。彼女が新型インフルエンザにかかって地元コルサコフの中央病院に入院したのは先月の10月末。その後、合併症を起こし11月15日に亡くなった。サハリンでは65歳以上の患者は今のところ出ていなく、7~14歳、18~39歳の年齢層が大部分。

電気代の滞納額約2億ルーブル

 先日、サハリンエネルギー社が年初からまったく電気代を払っていない使用者1万を対象に裁判を起こし、5600人が判決を受けた。この2カ月間、資産を押収された人3人、出国禁止になった人6人、給料から天引きされる人39人など様々な措置を受けている。サハリンエネルギー社は電気代を払わない理由はお金が無くてではなく無責任で道徳性がないからだと考えている。

郵便局職員が公金横領

 さる5日、年金55万ルーブルを積んだ郵便局の車を運転してドリンスクからウズモリエに向かっていた運転手がそのお金を横取りしたのち、盗まれたと嘘の申告をする事件があった。警察の調べで犯人と判明した当運転手は25歳で、逮捕した際、7千ルーブルは使い手元には54万3千ルーブルが残っていた。

人口調査予定通り実行

 全ロシア人口調査が予定通り10月に実施されると、10月29日連邦政府が発表。世界的な金融危機による財政難のため、2013年に延期することが検討されたが、延期による被害が大きいとのことで予定通り実行することを決めた。人口調査にかかる総費用は180億ルーブルだという。

シティモールがオープン

 さる10日、ユジノサハリンスク市内でヨーロッパ水準の大型ショッピングセンター・シティモールが営業を開始した。ロシア極東地域で最も大きいと言われる同センターの開館式に州知事と市長など多くの人事が参加し、テープ・カッティングを行った。120の店舗、5つのスーパーマーケットの他映画館、ボーリング場、ゲームセンター、フィットネスクラブ、美容室、レストラン、カフェなどがあり、5千人を受け入れることができるとのこと。

「サハリン希望キャンペーン」代表來島

 さる6日、今年8月に韓国で発足した「サハリン希望キャンペーン」の代表者5人がサハリンを訪問した。同キャンペーンはサハリン同胞永住帰国と定着を支援する特別法案制定をはじめ、サハリン韓人歴史記念館設立、残留韓人に対する生計支援のための募金活動、対日賠償訴訟などサハリン韓人問題の解決のために立ち上げられたもので、共同常任代表に選ばれた呉・チュンイル牧師とモンサン僧侶が、今後の共同対応策をサハリン韓人社会団体と議論するために來島したのである。

同胞画家の展示会

 サハリン韓人を代表する画家チュ・ミョンスさん(61歳)が今月18日から2カ月間にかけてサハリン州立美術館で個展を開く。ロシア美術家同盟会員でもあるチュさんは今回、サハリン韓人や本人の子供の時代をテーマにして画いた作品90点余りを紹介する。

2009年11月13日

札幌で「サハリンを読む」企画展:片山通夫

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  北海道立文学館で、「サハリンを読むー遥か[樺太]の記憶」という企画展が開催されます。私の写真も一部展示されることになりました。お近くの方は是非・・・。
 チラシ(文学館)>>

2009年11月12日

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2009年11月11日

遅まきながら今月の写真

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  忙しさにかまけて「今月の写真」が今頃になりました。
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2009年11月09日

セコリョ新聞日本語翻訳版・2009年11月6日号

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2009年11月6日号をお届けします。

州知事からのメッセージ

 国の祝日―国民団結の日を心からお祝い申し上げます。祝日に制定されて5年しか経っていないのにも関わらず国民皆様方にしっかりと認められ愛されているのでございます。今から400年前、クジマ・ミニンとドミトリ・ポジャルスキがポーランドの武装勢力と戦うために市民軍を作り、首都モスクワを解放したのが1612年の11月4日のこと。個人の利益より国益を優先するその精神が強い国を築き上げたのです。このような歴史から、我々にロシアの文化と言語を守り、祖国を発展させる情熱と力のあることを再確認することができます。わが島の福祉や発展における州民皆様方の努力に謝意を表しながら、誇りに思います。皆様方のご幸福と健康、そして我国の発展をお祈り致します。

エネルギー以外の部門への外国投資誘致

 さる2日、州知事が経済投資関連会議を招集、エネルギー部門以外の部門への外国投資を促す方策について議論し、サハリン州投資における国家支援策の変更を求めるための修正案を作り、同修正案を12月1日まで州議会に提出することを決めた。州知事は現在外国投資が集中されているエネルギー部門の他、石炭、林業、水産業、農業、石炭化学分野への投資を積極的に誘致すべきだと強調した。

予算執行18%だけ

 先日、サハリン州知事がアレクサンドルスキ・サハリンスキ区域の「2008-2011年間の歴史文化遺産保存及び社会インフラ開発計画案」の実行が計画通り進まないことで自治体の責任を問い、批判したことがわかった。州経済委員会によると今年5億4100万ルーブルの予算が割り当てられたがこの9カ月間18%弱しか予算執行されていないとのこと。原因は執行に関わる書類作成にあまりにも長く時間を取られるためであると委員会は言う。

ロシア国民団結の日を迎えて
091106sekoryo.jpg<写真説明>ロシア国民団結の日を迎えての記念行進(撮影:李・イエシク

 3日、ユジノサハリンスク市のチェーホフ劇場で国民団結の日を記念するコンサートが行われる他、翌日の4日午前には若者たちの記念行進が、午後にはスパルタ競技場で記念のサッカ試合があった。

設計機関連合会設立

 さる2日、サハリン州の25カ所の設計機関指導者が集って討論を行った後、サハリン州設計機関連合会を設立することに同意、その法的手続きなどの設立準備を担当する発起人グルプを組織した。

新型インフルエンザ患者数計114人

サハリン州当局によると先週14人が新型インフルエンザ患者と判明された。これで今年の7月から11月2日現在までの患者数は114人。

密輸と偽造品との戦い

 今月の3日、サハリン州で初めて密輸と偽造品根絶のための実務者会議が開かれた。今年の9月、密輸と偽造品の輸入と販売取締り強化のために、サハリン州政府傘下密輸偽造品根絶のための実務者団体が組織され、先日初の会議を開いた。会議では年末年始を控えて、特に花火の偽造品と不法販売を厳しく取り締まることを決めた。

第3回「韓国の窓」開催

 先月の30日、ユジノサハリンスク市将校会館で第3回韓国文化祝典「韓国の窓」が開かれた。韓国全羅北道庁と農産物関連企業が地元の農産物を紹介するために行っているもので、既に輸入されている米やキムチ、餅などの関連映像上映とコンサート、試食会があった。

ポロナイスクでも公演

 10月31日、サハリン韓人文化センターの文化教室の講師と受講生たちがポロナイスク市を訪ね、韓国の伝統音楽と舞踊の公演を開いた。コンサートの途中停電となり会場は暗闇の中。にも拘らず琴とサムル・ノリの演奏が続き、その響きが一層感動的だったとのこと。11月14日トマリ市でも同じ公演が予定されている。

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コラム「普天間を関空に呼ぼう!」:片山通夫

11月8日、沖縄・宜野湾海浜公園屋外劇場で「辺野古への新基地建設と県内移設に反対する県民大会」が開催された。昨夜は同・嘉手納で「米軍基地を県外へ」と反対集会が開かれた。鳩山政権にとっては悩ましい沖縄の米軍基地は問題である。
日航は業績不振というより会社の存続をかけて、不採算路線からの撤退を余儀なく行うという。関西空港や神戸空港からもである。大阪の橋下知事は伊丹を廃止して関空に注力したい考えで、大阪市内中心部から関空へリニアモーターカーを走らせたいようだ。しかし、乗客の行かない、もしくは行きたがらない空港には航空会社にとっても魅力はない。福井空港がそのよい例である。

そこで提案だが、「関西空港に沖縄の米軍基地」を持ってきてはどうか。沖縄にとっては「基地が県外に去り、本土が沖縄の痛みを分かち合い、そして関空も豊富な資金が流れ込んできて・・・。対岸の泉佐野市も潤うのではないか。何よりも鳩山政権にとっても、橋下大阪府知事にとっても「問題の一つ」は解決する。どうして、こんな「良い案」が浮かばないのか不思議だ。

 誤解のないようにお断りしたい。筆者は何も「米軍基地が必要」だと考えているわけではない。ただ、一方的に沖縄にだけ負担をさせることももうできまい。沖縄の現状を考えても解決できそうにない問題だから、こんな案もアリだと言いたいだけである。

 もちろん、問題が大きいだけに簡単には行くとは思っていない。例えば、米軍機が有事の際、沖縄から飛ぶことが最良なのか、関西空港から出来るのか飛べるのか、関西空港の住民対策は?、伊丹、神戸、八尾、白浜など近辺の空港の管制の問題は?などなど。しかし、米軍がグアムに移転ということもある。伊丹を廃止するなら「神戸空港にもう一本の滑走路を造る」という知事さんもいた。また関西の空路が過密で、神戸空港が出来る時も管制の問題は取りざたされていた。しかし、羽田や成田の発着回数を見ても、そこは何とか解決の道はあるだろう。

 ねえ。橋下知事サン。この際、関空の地盤沈下を解消するためにもこのプランは如何ですか。
「大阪は男上げること請け合い」だと思うのだが。

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2009年11月07日

コラム「木枯し寒く・・」片山通夫

冬という季節の到来を予感させた今週だった。大阪には木枯し一号が吹いたと気象庁の発表もあった。木枯しとは西高東低の冬型の気圧配置になったとき、北寄りの風速8メートル以上の風が吹くとその風を指すのだそうだ。北寄りの風はユーラシア大陸から日本に向かって吹いてくる季節風のことだとか。日本海側では時雨となり、太平洋側では乾燥した風となる。

 ところでサハリンでこの夏、ようやく新築のアパートを買ったという筆者の知人がいる。面白いと言っては申し訳ないが、つい最近、11月はじめまで暖房が入らなかった。ご承知のように、サハリンでは10月半ばと言えばもう関東や関西での真冬の気温だ。木枯しどころではない。その知人は2週間あまりのあいだ暖房なしで過ごしたという。
 「これがロシアさ」・・・。知人の言である。

 目を我が国に向けてみると、ここにも木枯しが身にしみるという人々がいた。所謂貧困層と類別される人々が我が国で極端に増え続けている。ちょうど、ヒョウタンの形をしたように、中間の人々が少なくなり、下層が極端に増えているということだ。

 間もなく今年も終わる。昨年日本各地で年末の風景となった年越し派遣村は今年も減少する気配はない。

 期待された民主党政権もなんとなくまとまりがなく、政権与党で最大政党の民主党と、鳩山政権の間には木枯しとまでも言わないが、隙間風が吹いているようだし、自民党もいまひとつ元気がない。このような政権、政党を頂くわれわれ国民には容赦ない木枯しが吹きすさぶ。

 ここは一番、政権にも政権政党にも国民のための政治をしてもらわなくては・・。
 ハトヤマサン、オザワサン、来年の選挙の前にこの年末の国民の生活をまず考えるべきだ。サハリンの知人じゃないけど、サムサノフユを国民に過ごさせる政治は間違っている。

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2009年11月06日

09年の肖像「シガーエフ氏」:片山通夫

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  キルギス国立美術館の館長ユリスタンベク・シガーエフ氏にインタビューする機会を得た。キルギスという国をご存じだろうか?2008年の外務省データによると人口540万人の中央アジアの小国である。首都はビシュケク。旧ソ連邦の一員だったが1991年に独立したがCISの枠内にとどまっている。民族はキルギス人(64.9%)、ウズベク人(13.8%)、ロシア人(12.5%)、ダゲスタン人(1.1%)、ウクライナ人(1.0%)という比率だ。中央アジアの他の国々と同様、イスラム教の信者が多い(75%)。

 さて、シガーエフ氏が今回来日したのは、アジア美術館会議に出席するためだ。この会議は2年に一度開催されている。今回キルギスは初めての出席となった。「キルギスという小さな国がこの会議に出席できたことが大きな成果だ」と言う。そしてキルギス国立美術館が従来から行ってきた「シルクロード展」が、この会議の構成国であるネパール、カンボジアスリランカなどの国の美術館が興味を示してくれたことも大きい成果だったようだ。
 
 今回の来日で「世界的な不況下での美術館運営のむずかしさを共有した」とも話す。「不況の今こそ、文化・芸術に触れる必要がある」とも話す。

 シガーエフ氏は旧ソ連のレニングラード(現ペテルブルグ)の芸術アカデミーで学んだキルギスで有名な画家である。最もお金に遠いところにあると思われる芸術家が美術館の館長というマネージメントを必要とする仕事には不向きではないのかと問うてみた。
 「それはそうだが、美術館には3人の副館長がいる、彼らがそれぞれのエキスパートとして働いてくれているので、そう心配はしていない。例えば、私たちの美術館には修復をする技術を持った人がいない。それで文化大臣に直談判をして、若い人をモスクワで修復の勉強をさせるために送った。文化大臣も作品の修復が必要だと予算を出してくれた。これなども、私が画家で(修復の)必要を説いたからわかってくれらのだと思う」

 シガーエフ氏は筆者が持っている写真集の中から戦争に関する写真を探していた。「どうして戦争の写真なのか」と聞いてみたら「私が今、シリーズで描いているテーマが『ファッシズム』なのだ。1916年、ロシアがまだ帝政ロシアだったことの話だが、我が国でロシア兵に100万人以上の人々が虐殺されたという大事件があった。この歴史は我が国の悲劇として残っている。当時、ロシア兵の難から逃れるためにウルムチへ多くの人が逃げた。ソ連邦時代、その歴史は闇の向こうにあった。独立した今、この事件に光を当てるべきだ。まず芸術家が声を上げる必要がある。そして私はそのテーマでシリーズを書いているので参考のために写真を探している」という。
「ピカソのゲルニカのように」だと少しはにかみながらこう締めくくった。

 現在ロシアとの関係は良好である。
「だからこそなのだ」 シガーエフ氏は「だからこそ」と繰り返した。

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2009年11月05日

徒然のサハリン「寒い!!」:オリホヴィク 美香

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前回の選挙の様子の話で、「選挙前だから暖房は予定通り入るだろう」と書きました。その通り、うちのアパートの暖房&給湯は10月に入ってすぐに始まりました。良かったと思ったのもわずかのこと。

  選挙の2週間後くらいから暖房が止まる地区が出始めました。人々は「やっぱり、選挙が終わったからね」とあきらめムード。しかし10月の最終週の終わりに雪が本格的に降り始め、外はマイナス気温になったところで、約1週間前からうちのアパートのある地区も暖房&給湯が止まってしまいました。よく暖まった後なので2、3日は我慢できますが、それ以降は室内も寒くて仕方がありません。
 2週間前に息子がインフルエンザにかかり、やっと治ったばかりだというのに、こんなに寒くては風邪をひいてしまいそうで心配です。

 ところで、2週間ほど前にうちのアパートの前が舗装されました。ただし、写真のように本当にアパートの前だけなのです。アパートの前から一歩出れば、相変わらずのドロドログチャグチャの土の道路。何でこんなことになっているのか不思議でたまりません。しかも、工事の仕方がおもしろい。素人の私が見ても大きな?がつく工事。雨続きでグチャグチャ水たまりだらけの道路に砂利をしいてアスファルトを敷いただけ。いったいどのくらい持たせるつもりなのか。わけが分からん!
 現在、ユジノサハリンスク市では古いアパートの外壁の補強工事を行っています。補強工事といっても、古いコンクリートの壁の上にサイディング材をはっていくだけなのです。それも、そのはり方がすごい。目地を埋めるとかしていないのです。しばらくはいいでしょうが、何億円ものお金を使った割にはお粗末な工事としかいいようがありません。せっかく良い材料を使っても、その使い方が悪ければどうにもならないということまでは頭がいかないのでしょうか。夫に言わせると、こうして粗悪な工事をしていればエンドレスなので、いつまでも中央からお金を引き出せて自分のポケットに入るお金が続く、というのです。そう、偉い人は頭の使い方が違うのです。

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2009年11月02日

セコリョ新聞日本語翻訳版

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10月30日号セコリョ新聞日本語翻訳版をお届けします。

【今週のTOP写真】
091030sekoryo.jpg<写真説明>26日、韓国文化芸術委員会の呉・クァンス委員長が、ア・ブルイキン副知事と文化局長と会って文化交流発展について話し合った。(写真提供:サハリン州プレスセンター)

2009年10月30日号

州議会代表団日本訪問

さる27日の州議会ア・キスリチン副議長が記者会見で、先日7名からなるサハリン州議会代表団が4日間北海道を公式訪問したと発表。これは北海道議会とサハリン州議会との相互協力協定に基づくもので2000年から実施している。今回、代表団は北海道の建設現場、道立スポーツセンター、芸術公演を見学したほか札幌市内白石地域のゴミ処理現況を調べた。

サハリン州税関事業報告

 22日、サハリン州税関事業結果記者会見によると、この9カ月間、2777の船舶と1287の航空機を通し、外国製乗用車1942台(昨年同期7178台)を輸入し税金は2億8200万ルーブル。プリゴロドノエ港から送油船40隻(286万1千トン)、ガス運搬船40隻(液化天然ガス158万8千トン)が税関を通過。海産物は9万500トンを輸出、これによる税関輸入は3億180万ルーブル。ヴェ・イグナチエフ税関局長はサハリン州対外貿易量減少の原因をサハリンー2プロジェクト関連建設事業完了と外車関連新税関法の影響、古鉄の輸出をカムチャッカ港に限ると決定されたためと説明した。しかし、先日古鉄輸出決定が取消され、コルサコフ港からの輸出が再び可能になった。

健康センター建設

 ロシア連邦政府プロジェクトの一環として、今年末にユジノサハリンスク市に2カ所の健康センターがオープンする。このような健康センターは全国で502カ所設置される予定。センターに必要な設備購入予算は300万ルーブルで連邦政府と州政府が半分ずつ拠出。センター建設はロシア人の平均寿命を延ばすためであり、医療保険証の持っている人なら誰でも無料で健康診断を受けられる。

平均年金7380ルーブル

 サハリン州年金基金によると、2009年10月1日現在年金生活者は15万840人でその中の7万4264人が仕事を続けている。年金平均額は7千380ルーブル。

「今年の慈善家」コンクールスタート

 サハリン州で「今年の慈善家」というコンクール事業がスタートした。
個人や会社、社会団体など7つの部門に分けて、島の社会インフラや福祉、社会団体の発展のために寄付した人々から貢献の大きい人を選ぶ。来年の3月1日まで候補者の推薦が可能。

サハリン卵金メダル獲得

 さる22―25日間、ハバロフスクで開催された「2009年技術、設備、包装展示会」でサハリンのオストロフナヤ養鶏場の卵が食料品部門で金メダルを取った。展示会には国内外から220の会社が参加した。

旅客機故障で

 先週土曜日(24日)、ユジノサハリンスク市を発ったソウル行のボーイング737旅客機がユジノサハリンスクに戻り非常着陸した事故があった。同旅客機を飛ばしたサハリン航空の説明によると、大した故障ではなかったが戻るように指示されたために戻り、燃料を消費するためにサハリン上空を2時間も飛んだ後、無事着陸した。負傷者などはなく乗客は全員無事。故障はエンジン部分。故障を直し3時間後には再び飛び、無事に仁川空港に到着。

サハリン韓人文化センターの発表会

 さる25日、サハリン韓人文化センターで、文化センター芸術教室生徒さんたちの発表会があった。講師は韓国文化術委員会が派遣した3人(琴、舞踊、サムノリ)。3年前からサハリン韓人社会の伝統文化維持と発展のために伝統音楽専門家を派遣し教室を開いている韓国文化芸術委員会だが、今年はその成果を確認するために直接呉・クァンス委員長が発表会に参加するために來島した。幼児から成人まで生徒の年齢は様々。このような人たちが一つになって日頃の練習の成果を披露。参加者の祖父母や友人などが駆けつけ、大きな励まし拍手を送るなど和気藹々の舞台だった。

二重徴用被害者のための追悼式

 さる26日、サハリン韓人文化センター前の広場に立っているサハリン韓人二重徴用被害者追悼碑の前で恒例の追悼式が行われた。二重徴用被害者遺族会の会長を務めている徐・チョンギルさんをはじめ、遺族、韓国の領事など多くの人たちが参拝した。徐会長の説明によると10月26日は陰暦で9月9日。この日は親が亡くなった日を知らない人たちが法事を行う日で、二重徴用被害者の多くが消息不明のまま亡くなったために、この日に遺族たちが追悼式を行うことにした。

2009年11月01日

09年の肖像「柿屋を作る」:片山通夫

  

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 古老柿をご存じだろうか?冬近くなるこの時期、京都・山城地区では古老柿作りに忙しい。写真は稲刈りの終わった山里で足場丸太を組んで渋柿を干す「柿屋」と呼ぶ柿を干す小屋を作っている風景だ。

 少し古老柿の作り方を説明したい。まず柿屋を立てる。 そして山や里に鈴なりになっている渋柿を取り入れ、ヘタを落とし皮をむく。皮をむいた渋柿をこの柿屋に並べて乾燥させる。柿屋は風通しのよい、屋根とむしろの床だけの建物だ。この乾燥に20日前後かける。その後柿を降ろして躍らせ...。結構手間のかかる作業が続き、白い粉の吹いた古老柿が出来上がる。
 
 柿屋を見ていて、筆者は北海道で見た鮭の寒干しを思い出した。いずれも寒風にさらして乾燥させる。昔の人の知恵はすごかった。この方式だったら二酸化炭素も排出しない。

 温暖化で思いだした。古老柿の製造にも温暖化は大敵。あの寒い冬の空っ風が必要なのだという。
そんな心配をしながら、柿屋を立てていた。