「記者クラブに風穴」:片山通夫
昨夜、調べることがあって外務省のホームページをのぞいてみた。必要なことをチェックした後、なんとなく、他のページに目が行った。そして「大臣会見に関する基本的な方針について(会見参加の事前登録開始)」という長いタイトルのページに行き着いた。
岡田外相は本気だった。フリージャーナリストにも記者会見を解放したのだ。
外務省の記者クラブは「霞クラブ」という。もう相当古い時代の話だが、筆者が外国の通信社に籍を置いていた頃、外務省は外国人の特派員を記者会見などで締め出していた。筆者も何度か足を運んだが、頑として受け付けてくれなかったことを思い出す。
今朝(9月30日)の朝日新聞には、外務省の記者会見に関することが記事になっている。最近テレビなどで記者会見の様子を放送されるが、「新聞やテレビの記者たちはなんと馬鹿なんだろう」と思うことが多々あった。通り一遍の質問、通り一遍の答に終始する会見風景にうんざりしていた。はなはだしい記者はひたすらパソコンに向かって記事を打ち込んで(おそらく・・・。まさかパソコンゲームしてるのじゃないだろう)いる。何のために記者会見場にいるのか理解に苦しむ。
その記者会見に風穴が開いた。
フリーのジャーナリストも記者会見に参加できるという。じっくり勉強して記者会見に臨む記者が増えることだろう。さすれば、会見する側も真剣勝負にならざざるを得ない。会見場でパソコンを操作している記者などたちまち淘汰されるはずだ。いまどき大新聞やテレビ局は「そんなに儲かっている」とも思えないのだが。
記者クラブの在り方がいま問われている。