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2009年09月30日

「記者クラブに風穴」:片山通夫

 昨夜、調べることがあって外務省のホームページをのぞいてみた。必要なことをチェックした後、なんとなく、他のページに目が行った。そして「大臣会見に関する基本的な方針について(会見参加の事前登録開始)」という長いタイトルのページに行き着いた。
 岡田外相は本気だった。フリージャーナリストにも記者会見を解放したのだ。

 外務省の記者クラブは「霞クラブ」という。もう相当古い時代の話だが、筆者が外国の通信社に籍を置いていた頃、外務省は外国人の特派員を記者会見などで締め出していた。筆者も何度か足を運んだが、頑として受け付けてくれなかったことを思い出す。

 今朝(9月30日)の朝日新聞には、外務省の記者会見に関することが記事になっている。最近テレビなどで記者会見の様子を放送されるが、「新聞やテレビの記者たちはなんと馬鹿なんだろう」と思うことが多々あった。通り一遍の質問、通り一遍の答に終始する会見風景にうんざりしていた。はなはだしい記者はひたすらパソコンに向かって記事を打ち込んで(おそらく・・・。まさかパソコンゲームしてるのじゃないだろう)いる。何のために記者会見場にいるのか理解に苦しむ。

 その記者会見に風穴が開いた。
 フリーのジャーナリストも記者会見に参加できるという。じっくり勉強して記者会見に臨む記者が増えることだろう。さすれば、会見する側も真剣勝負にならざざるを得ない。会見場でパソコンを操作している記者などたちまち淘汰されるはずだ。いまどき大新聞やテレビ局は「そんなに儲かっている」とも思えないのだが。

 記者クラブの在り方がいま問われている。

2009年09月28日

編集局からの手紙「脱稿という快感」:片山通夫

おそらくこのような原稿を書くことは、イレギュラーの行為だと思うがお許し願いたい。ようやく脱稿した。やっとである。400字詰め原稿用紙で400枚以上。筆者がここ何年もかかって書いていたノンフィクションの話。当たり前の話だが最初は取材に取材を重ねるところから始まった。インタビューの積み重ねである。舞台は不便なことにサハリン。聞いた話を咀嚼して裏を取るための取材を重ねた。韓国へも数回。時代は戦前から現在に及んだ。

最初、このノンフィクションを書くにあたって二つの理由で逡巡した。ひとつは「こんなマイナーなテーマを買ってくれるところがあるはずがない」という理由。いまひとつは「ノンフィクションは嘘をつく」ということ。

 最初の理由に関しては、大きな「気負い」が原動力になった。カッコよく言わせてもらえれば「おれが書かなきゃ誰が書く?」ということだった。しかしその「気負い」を維持するのが難しい。最初から最後まで同じテンションで維持できるはずがないことに気がついたがあとの祭りだ。そこで筆者は自分の周りの人々を巻き込んだ。取材を手伝ってもらったのではない。あらゆる人に「オレ、今書いている」と吹聴したのだ。吹聴すると、相手は気を使ってくれて「もう書けたか?」とか「あれ、どうなっている?」とか、甚だしいのは「いつ出版?」と聞いてくれる。
 「いやまだやねん」と言い訳しつつ、調査して、確認して、そしてサハリンへ行くこと数回、いやそれ以上。
 時には国会図書館は無論、北海道の図書館や博物館にも行った。こうしてなんとかテンションを維持することに成功した。

 ところが二番目の理由だが、これは筆者にとって難しい問題だった。いわゆるノンフィクションと呼ばれる書籍を何冊も読んでみたが、どうしてもフィクションだと感じられる部分が目についた。「これでもいいのか」と思う部分が多数あったのだ。同時にインタビューしようとしても相手が死亡していたりして、出来ない場合の表現方法を既刊のノンフィクションから学んだ。

 話は飛躍するが、あの湾岸戦争あたりからだろうと記憶することがある。「戦争は茶の間でテレビ観賞する」時代が来たという感慨だ。戦場に身を置かないで、世界の人びとはまるでドラマを見るように「戦争花火」をテレビ観賞してしまっていた。そこには戦争に付きものの「死」は伝えられていなかった。9・11、アフガンやイラク戦争でもやはり同じだった。線上での「死」というものは「日々増えてゆく数字」だけでしか伝えられていなかった。

 「これじゃますます戦争は疑似映像だけで伝えられ、歴史はゆがめられる」と感じる。残念ながらイラクやアフガンで取材する機会には恵まれなかった。だがだいぶ以前になるが、戦争やそれによる死というものを真近に目撃した経験がある。それは「テレビ画面でお茶を飲みながら見る戦争」とはまったく違う。こんな状況では歴史は映像化された奇麗事で終わってしまうような危険を感じた。

 今回、やっと書き上げたノンフィクションには「死」や「戦争」は直接は出てこない。けれども底辺に横たわるそれらを書いたつもりだ。「戦争によってゆがめられた人生」を。

 ノンフィクションのタイトルは「タンポポは凍土(ツンドラ)に咲く」と決めた。戦前、日本の植民地時代の朝鮮半島から樺太(現サハリン)へ渡ったある家族の物語である。
 果たして世の中からどのように評価されるのかはわからないが、一仕事終えた満足感に浸っているところである。

セコリョ新聞日本語翻訳版

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9月25日号セコリョ新聞日本語翻訳版をお届けします。

2009年9月25日号

全ロシアマラソン大会
090925sekoryo.jpg<写真説明>20日、ユジノサハリンスク市で開催されたマラソン大会(撮影:李・イエシク)

 さる20日、ロシア連邦63地域で一斉に「民族マラソン大会」が開かれた。同日、ユジノサハリンスクでは5歳から75歳までの市民1200人がマラソンに参加した。地方からの参加者や障害者など様々なグループが1キロ(障害者)、4キロ(子供)8キロ(大人)を走った。ドリンスクから参加したイワン・ゼムヌホフさんは「息子たち(10歳と12歳)と3年続けて参加している。1等を目指しているわけではなく辛くても最後まで走り続ける精神を息子たちに経験してもらいたいから」と参加目的を語った。

アジア太平洋国際ビジネスフォーラム

 さる21日、ウラジオストクでアジア太平洋地域の政府代表、企業人、銀行代表、専門家など600人が集まって「アジア太平洋地域における企業発展」というテーマで国際ビジネスフォーラムを開催した。隣国との国際協力を図るために行われる本フォーラムだが、今年は沿海州で進められている事業の紹介があり、その中には「サハリンーハバロフスクーウラジオストク」を結ぶガスパイプラインと「ヴォストツナヤーシベリヤー太平洋」を結ぶオイルパイプラインプロジェクトなどが含まれていた。

「サハリン石油ガス国際会議」

 来る9月30日―10月2日までユジノサハリンスク市で「第13回サハリン石油ガス国際会議」が開かれる。大会にはロシア極東地域の石油ガスに関心のある世界各国の人々が参加する。韓国の石油とガス公社の代表らも参加するとのこと。

外国中古車輸入3.5倍減少

 今年1月12日からロシアで外国産中古車の輸入税が高くなってからサハリン州では輸入車が3.5倍に減った。昨年は6395台が輸入されたが、今年は1767台に過ぎない状態。

民謡フェスティバル

 今月24日から29日までユジノサハリンスク市で州文化局と市文化局の共催で第3回極東地域民謡フェスティバルが開かれる。ハバロフスクをはじめユダヤ人自治州、ブリャチヤからも児童や教師、文化関係者100人ほどが招待され参加する予定。

轢き逃げ事件

 さる木曜日夜9時頃、ユジノサハリンスク市勝利の広場前のゴリキ通りで横断歩道を渡っていた15歳の少女をトヨタクラウン車が轢き、少女は死亡。又、逃走中に自転車に乗っていた20歳の青年を轢いて負傷を負わせた。犯人は23歳の麻薬中毒者と推測されている。

本の寄付を

 サハリン州文化局と州立図書館は9月21日から一カ月間、ネベリスク市図書館への本の寄付を呼びかける活動を行っている。新築に移転したネベリスク市率図書館に州や中央図書館が1000冊あまりの本を寄付したが、古典や現代小説、児童文学書などが全く足りない状態。一般市民を対象にこのような寄付を呼びかけている。

韓半島専門家来島

 今月25日から10月2日まで、韓半島専門家として知られているア・ランコフ教授(韓国国民大学招待教授)がサハリンで様々な講演を行う。今度のサハリン訪問は「カレイスキ・クラブ」の招待。レーニングラド大学出身の歴史学者であり、韓国や北朝鮮の歴史研究者である同氏を招待し、南北統一問題やサハリン韓人若者の未来などについて考える契機を設けようとするのが招待の目的。州内大学での講演会のほか、10月1日にはサハリン韓人文化センターで一般市民との公開討論会も開催予定。

韓国言論財団機材支援

 韓国言論財団メディア振興チームのベク・ミンスチーム長が9月21~23日までサハリンへ滞在する。ベクチーム長はセコリョ新聞社とウリマル放送の実態を調べると共に両社に機材購入支援金を渡すために來島。

10月の写真

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 10月の写真をアップロードしました。
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2009年09月27日

コラム「隗より始めよ」:片山通夫

 昨日・24日の毎日新聞に「発信箱:記者会見とは何か=与良正男(論説室)」というコラムが掲載されていた。読まれた方も多いだろう。

 このコラムで与良正男氏は、民主党が事務次官らの記者会見を禁止したことに関して「国民が知りたい話、知るべき情報を記者が引き出す。それが記者会見だ。その点、民主党は自分たちの考えを一方的に伝えるのが会見だと勘違いしている節がある。都合のいい情報を提供するのは広報・宣伝。会見とは違う」と断じている。

 しかし、都合のいい記者会見を自民党政権下で長々としてきたのは誰だったのか?
このコラムでは最後にとって付け加えたかのように「従来どこまで定例の事務次官会見を私たちは生かしてきただろう。突っ込んだ質問をせずに官の情報を垂れ流し、官の代弁をしてきただけではなかったか。「知る権利」を主張するだけでなく、自ら反省してみるいい機会だ」と反省している。

 記者が与良氏の言うように、「ひたすらパソコンを打って発言録作り」に励んでいる姿には筆者も同情し、又呆れかえる。せっかくの記者会見の場を無駄にしていると思うのだ。それなら、会場外でテレビ中継を見ていれば済む。
 しかしながら、残念なことにこのコラムは内向きの姿勢でしかない。記者がパソコンに向かっている姿を責めるだけでなく、記者会見の場そのものに対する言及がない。
 外務省の記者会見を「フリー・ジャーナリストにまで開放する」と言った岡田外相の言には全く触れていない。競争心理を働かせ、独自取材や独自調査がジャーナリストの持つ能力だとすれば、ここに書かれている大新聞のスタッフジャーナリストは失格だと言える。もうこの辺で政権政党や官公庁の広報部門というポジションから離れる時期が来ているのではないだろうか? それにはまず記者クラブの解放、もしくは解散から始める必要がある。護送船団方式はもう通用しない。

 毎日新聞の与良氏に期待したい。「外務省の記者会見」のように、「記者クラブ」を開放・解散するよう毎日新聞から働きかけてもらいたいものだ。
そう、先ず「隗より始めよ」である。

09年の肖像「ブイコフの証人」:片山通夫

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  昔、サハリン南部が樺太と呼ばれていた頃、内淵という町があった。現在はブイコフと呼ばれている。その町は、樺太最大の炭鉱の町だった。帝国燃料興業株式会社という国策会社が運営していた。石炭から石油を製造していたという。

 そのブイコフに一人の朝鮮人の男が住んでいる。所謂サハリン残留朝鮮人二世だ。彼はこの町で生まれ育った。
 だから、ブイコフの町、そして炭鉱会社の歴史にも詳しい。筆者は、彼を訪ねてブイコフへ良く行く。町の歴史は無論、人々の動向に至るまで彼に聞けば何でも分かる。何度も、筆者は彼に炭鉱の歴史や炭鉱そのものを案内してもらった。

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 あそこの空き地に「シンワ(親和?)寮」があった。この炭坑は朝鮮人が掘ったものだ。ほら、ここに当時の看板があるだろう。この「第二」は朝鮮人抗だった。(写真)

 彼が指差す一つ一つが、この町の歴史である。写真を撮り、メモをして、ときどき「ちょっと待って...」と叫びながら筆者は彼の後を追う。

 彼の名前は孫ウヒョン。年齢を聞いたが「まだ青年だ」・・・。
それじゃ記事にならないのだが...。

2009年09月26日

岡田外相・フリージャーナリストにも開放と明言:片山通夫

 岡田外相が外務省の記者会見を「原則としてすべてのメディアに開放する」と述べたという記事が毎日新聞に掲載された。事実なら朗報である。以前、長野県知事だった田中康夫衆議院議員が、「脱記者クラブ」宣言をして、一般の雑誌やフリージャーナリストにも記者会見へのアクセスを可能にしたことがあった。

現在、一般的には官公庁に「記者クラブ」というものが存在する。「記者クラブ」の功罪に関しては論じられ尽くしているようなのでここでは割愛したい。ただ外国から見れば「閉鎖的で」信じられないような組織だと見られていることだけは付け加えておきたい。このことは、日本の民主主義が「排他的だ」という評価だ。

 先に、鳩山首相が、その就任会見で、ネットメディアなどが締め出したという批判が起こっていいる。政権発足初日から「公約破り」が行われたというわけだ。(参考:三室勇の「不定期ZUBORA]

 その批判にこたえたわけではないだろうが、今回、外務省では岡田外相の指示で「フリージャーナリスト」に対しても記者会見の場を提供するという。ちなみに外務省記者クラブは「霞クラブ 」という。
 記者クラブ崩壊への大きな一歩だと言える。

 記者クラブに関する弊害は次の点があげられる。

まず、先に上げた「閉鎖性、排他性」が第一だ。特定の加盟社がニュースを独占しながら、他方では、ほかのメディアの情報源へのアクセスを拒んで、情報を独占。

また、大きな問題だが、ニュース・ソースとの癒着、談合の危険がある。これは取材先の官庁などからの情報操作に結びつきかねない危険だ。

金太郎飴的報道に陥っている。「横並記事」が多く「問題を掘り下げた記事が少ない」と読者は感じているのではと思う。

編集された情報、つまり大マスコミの恣意的な情報操作に陥いる危険がある。
数多あるニュースを取捨選択して、当事者(=マスコミやそれへの情報提供者である官公庁など)の都合の良いニュースだけを掲載するという危険がある。
 
 このように記者クラブの弊害がなくなる可能性を秘めたこのニュースは歓迎できるニュースだ。今後の成り行きを見つめるとともに、ジャーナリスト・ネットでも参加する時期が来ているのではないかと考える必要がある。この措置が、先に述べた「鳩山首相就任記者会見のフリージャーナリスト締め出し」への回答だったと思いたい。批判はネット上では殺到していたのだから...。

2009年09月24日

Korean News Paperセコリョ新聞(PDF)

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It is issued in Yuzhno-Sakhalinsk and we will deliver Se-Koryo Korean newspaper  
 ユジノサハリンスクで発行の新高麗(セコリョ)新聞をお届けします。
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2009年09月21日

セコリョ新聞日本語版9月18日号日本語版

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セコリョ新聞日本語版9月18日をお届けします。

2009年9月18日号

議員候補1460人

 サハリン州選挙委員会によると来る10月11日の州議員選挙に出馬宣言した人は1460人。しかし、現在候補登録した者数は1338人。選挙区候補者は805人、比例代表候補は533人。市長選挙候補者は41人。今回、女性候補者は400人で前回の248人より大幅に増加し、又、候補者年齢が若くなり、18~23歳までの候補者が44人もいる。

10月11日「選挙の日」:サハリン韓人会からのお願い

 尊敬するユジノサハリンスク市民、同胞の皆様!10月11日にユジノサハリンスク市自治体選挙が行われます。積極的に選挙に参加し、投票してくださるようお願い申し上げます。―サハリン韓人社会団体一同

ドリンスク市(旧落合)成立125周年

 さる12日、ドリンスク市民たちは都市成立125周年を記念した。サハリン州知事も祝いの場に出席し、又、州予算支援で行われた公共機関修理の現場をみて回るなどした。

過去100年で最高の漁獲量

 15日、州水産管理局が記者会見を開き、サハリン及びクリル地域が今年過去100年間最高の漁獲量を達成したと伝えた。管理局によると、9月14日現在25万トンのマスと1万5千トンの鮭を獲っており、上がってくるマスと鮭の量が獲り切れないほどの量だった。しかし、こんなに沢山捕れたにも関わらず消費者価格は全く下がっていないのはなぜ?。

麻薬中毒治療委員会会議

 さる10日、ア・ホロシャヴィンサハリン州知事が麻薬中毒治療委員会の会議を招集し、治療方法や予防対策などについて話し合った。話し合った結果、ユジノサハリンスク市に麻薬中毒者治療専門センター(270~350人受容可能)の建設が検討されており、早ければ2012年にはセンターが完成する。

タタール民族文化自治体発足

 さる9日、サハリン州立図書館で「ユジノサハリンスク・タタール民族文化自治体」を紹介する集いがあった。本団体は今年8月に公式に登録を済ませ、今後タタール民族の歴史や伝統、文化、言語などの維持及び発展させる活動を行う。現在、会員数は40人ほど。

北方少数民族の言語維持

 今月8―11日間、ヤクトツク市で「ロシア教育体制の中で消滅危機にある母国語」というテーマで国際大会が開催された。大会に参加した地方政権、社会団体、学者、教師などは3日間に渡って北方地域やシベリア、極東地域に住む少数民族らの母国語維持のための活動や提案を聞くほか、今後の課題について話し合った。発表によると原住民言語を教える教師も教材も殆ど無く若い世代は殆どが民族言語を知らないとのこと。

ユジノサハリンスク市(旧豊原)成立127周年を盛大に祝う

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<写真説明>9月12日のユジノサハリンスク市成立127周年を祝う行進(撮影:李・イエシク) 
さる12日、ユジノサハリンスク市成立127周年を祝う記念行事は、オートバイに乗った青年と軍人たちと市民らの勝利の広場からレーニン広場までサハリン州とユジノサハリンスク市の旗を揚げての行進から始まった。レーニン広場には州知事、市長をはじめ大勢の市民が彼らの登場を熱い拍手で迎えた。このようにして始まった記念行事は、市内各地での記念コンサートや展示会などへと続き、翌日13日には世界的にも有名なモスクワ軍事オーケストラの公演もあって、2日間に渡っての大きなお祭りだった。

農企業被害状況調査

 さる15日の自治体代表会議で極東地域大統領代表ヴェ・キシャエブさんは、今年夏に極東地域を襲った大雨による農企業の被害状況の調査を指示した。又、被害の大きい企業に対しては融資などの借金を免じるなどの対策を講じることを検討しようと提案した。

不法漁業

 サハリン州警察は不法漁業で55トンの海産物をとった人々を摘発した。彼らによる損害額は500万ルーブルに相当し、3割の不法漁業者は弁償したが、残りの7割は失業者或いは低所得者層で弁償能力も無いとのこと。

徒然のサハリン「新学期は大変(ロシアの中学校)」:オリホヴィク 美香

日本の実家でのグータラで楽しい夏休みが終わり、9月1日から新学期が始まりました。怠惰な生活がたたり、私も息子も朝の早起きが一番大変です。日本とサハリンの時差は2時間(夏時間)。朝6時(日本時間4時)に起きるのは正直しんどいです。実際、他の人に聞いても、この2時間の時差というのはなかなか体が慣れず辛いもので、かえって朝晩逆の方が合わせやすいくらいです。


 息子は今年の9月1日から5年生。ロシアでは5年生から9年生が中学校になります。1番ギムナジアという学校に入りました。息子がいる5年生は3クラスで各クラスに25~28名の生徒がいます。教科書代は学校図書館からの貸与。今まで本屋を巡り高いお金を払っていたのに終われば不要なものになってしまう本が多かったので、助かります。教科書にはカバーをかけ、書き込みはせず、学年末に図書館に返します。ただし、ワークブックは購入しなければなりません。手元に置いておきたい本があれば買えばよいのです。
ロシアでは義務教育(9年)でも学校ごとにカリキュラムが異なります。特にギムナジア、リセと名のつく学校はそれぞれに特色があります。ロシアの文豪、詩人のプーシキンの名を冠した1番ギムナジアは文科系に強く、5年生から第2外国語でフランス語が必修です。10年生(高校)になると、さらに日本語、ドイツ語かラテン語のうち1つを選択しなければならないとか。学校レベルでこれだけの教育ができるなんて、感嘆の念を覚えます。
私も夫も地元の人間ではないので学校に関する情報が乏しく、詳しいカリキュラムも知らないまま、とりあえず評判の良さそうな学校に申し込んだので、フランス語については入学式で回りのPTAの話を聞いて驚きました。こればっかりは私も夫も習ったことがないので、今までの英語や他の科目のように助けてあげられません。本人が今のところ楽しそうにやっているのが幸いです。
そして、中学校からは土曜日も授業があります。おかげで土日に惰眠を貪るのが楽しみな私には大打撃。早起きが苦手な息子を学校へ送り出すためにいつもの通り起きなければなりません。
給食は実費制で一食40ルーブル(約120円)で、土曜日に次の週の希望を聞いて支払いをします。その一食は温食(肉又は魚の料理とマカロニやマッシュポテトの付け合せ)で、食堂でさらにサラダや飲み物、パン類などを実費で買うことができます。
さて、今のところ新しい学校が気に入っている息子ですが、一つだけ落ち込ませるのが、クラスで一番おチビなことだそうです。さすがに子供の1,2歳の年齢差は大きなものがあって、普通7歳で入学するところを5歳で入学した息子は体が小さいのです。5年生ともなると大人と変わらないくらい大きい子もいます。体育でバレーボールをする時にとても不利なのだと肩を落としていました。でも、これはフランス語よりもどうしようもありません。その分、頭で勝負しろ!!とハッパをかけています。

2009年09月17日

Korean News Paperセコリョ新聞(PDF)

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 ユジノサハリンスクで発行の新高麗(セコリョ)新聞をお届けします。
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2009年09月14日

セコリョ新聞日本語版8月21日ー9月11日号日本語版

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 お届けできなかったセコリョ新聞日本語版8月21日ー9月11日の各号をお届けします。

2009年8月21日号

ア・クライニ委員長来島

 さる18日、ロシア連邦水産業担当委員長ア・クライニさんがサハリンを訪問、サハリン及びクリル地域の水産企業らの状況とマス・鮭漁獲進行過程を調べた。

市長候補何人?

 来る10月11日は市議員と市長の選挙日。今日現在、ユジノサハリンスク市長選に立候補した人は7人。その中には共産党所属の呉・チンハ州議員も含まれている。市議員選にはサハリン州韓人二重徴用鉱夫遺家族会の徐・チンギル会長も立候補した。

ロシア連邦旗の日

 8月22日はロシア連邦・旗の日。ユジノサハリンスク市ではこの日を記念して、青年らが街で旗を配ったり、自転車競技と行進を行うなど多様な行事を準備中。行事組織者の一人、カ・スイヤンさんは「私たち
各自が偉大なる国ロシア国民である自覚して欲しいから」と行事開催の目的を述べた。ロシア連邦旗の日は1094年に制定。

オホーツクで新しい油田発見

 「リア・ノヴォスチ」通信によると、ロシア極東海洋学研究所の科学探査船アカデミク・エムア・ラブレンチエフがオホーツク海低を探査、メタンガスを発見、当地域に原油・ガス田があることが明らかになった。同研究所はメタンガスが気候変化に与える影響についても研究中だという。


シネゴルスク(旧川上)集落100周年

 炭鉱の町シネゴルスクが今年で100周年を迎える。集落では8月29日の炭鉱夫の日に100周年を記念すると共に、当日炭鉱夫慰霊塔除幕式を行う予定。

電気泥棒探し

 サハリンエネルギー社は昨年だけでも3億ルーブルの損害を被った。損害の主な原因の一つは電気料金未納。この1カ月間個人住宅78棟を調べた結果、全てが電気料金を払っておらず、その中の20棟は電気を盗んで使っていた。

オハ区域教師不足

 新学期を向かえ、オハ地域では1300人が幼稚園へ、3000人が学校へ入学する。1500万ルーブルの州予算支援で学校の修理や設備を整えたものの、教師が不足しているとのこと。

障害者600万人

 先日、ワシントンで開催された国際会議でロシア連邦のヴェ・セレズニョフ議員は、ロシアには労働能力のある青年障害者が600万人もいるが、働いているのは僅か90万人に過ぎないと発表した。そして、3
00万人が仕事を探していると伝えた。

サハリンでも前金大中大統領の葬儀行列

 ユジノサハリンスク駐在韓国領事館出張所に前金大中大統領の焚香所が設置され、韓人らの葬儀行列続く。

アニワ湾の掃除

 韓国大学生奉仕団とサハリン駐在韓国人らが15日、共同でアニワ湾の大掃除。大学生ら29人は老人亭も尋ね、修理やマッサージなどのサービスを行った。

若者による光復節記念行事

 15日、サフインセンター前の広場でカレイスキクラブ主催の光復節記念行事が開かれた。若者の関心を引くために行ったのだが、男女老小問わず多くの人たちが来て、小雨の中でも最後まで公演を楽しんだ。


2009年8月28日号

国旗は国の象徴

 さる22日、ユジノサハリンスク市パベダ広場でロシア連邦国旗の日を記念する催しがあった。記念式でア・ホロシャヴィンサハリン州知事は「わが国旗はクリル列島からカリリングラドまでの広大な大地で掲げられ、この旗の下で若者たちが新たな勝利を収めるであろう」と次世代を励ます言葉を述べた。当日、ユジノサハリンスクとホルムスク間自転車競技が行われるほか、各地方でも盛大にこの日を祝った。

市議員候補者何人?

 8月24日現在、ユジノサハリンスク市議員選挙に立候補した人は120人。その中の7人はサハリン韓人。ユジノサハリンスク市議員定員は26人。

暖房季節準備状況

 20日、暖房季節準備問題で州政府会議が開かれた。会議によると、現在トイモフスコエ地域のみが45日間の燃料を備蓄しており、他地域は25%ほどの水準に留まっている。一部地域では住宅公社が電力と動力会社に料金を払えず、炭鉱では税金も払えない状態だという。州政府は如何なる条件であれ暖房季節への準備には万全を期するように強く訴えた。

4万人の児童が休息

 児童休息担当委員会によると、今年の夏休み中、サハリンでは4万人以上の児童がキャンプなどで休みながら健康を回復した。委員会など関係者が休息や療養施設の不足を指摘しつつ、州政府は1億ルーブルの予算を割り当て、来年3カ所を増改築する予定。

火災で17人死亡

 ユジノサハリンスク市でこの7カ月間、294件の火災があり、17人が負傷、17人が死亡。損害額は234万ルーブル相当。火災原因の一つはタバコ、そして、個人住宅の暖炉や電気設備の利用規則違反など
によるのも多いとのこと。

店員が泥簿

 ユジノサハリンスク市の住民李某氏が12日の深夜1時頃、帰宅途中家の近くのお店に寄りビールを買った。その時、李某氏はポケットにある現金を全部出しており、店員がそれを見ていた。李某氏が店の前でビールを飲み、帰宅しているのを店員ともう一人の男性が尾行、李氏を殴り現金やドキュメントなどを盗んで脱げた。警察の調べによると二人は21歳と23歳の兄弟。一人は犯罪歴のある青年。二人は拘束された。

わが子を殺し

 さる13日、ユジノサハリンスク市立病院に2歳の女児が昏睡状態で運ばれた。医師らの努力にも関わらず女児は死亡。女児の体は殴られた傷だらけに絞殺の跡もあった。殺人罪の疑いで拘束されたのは女児の母親の同居人23歳の男性。

光復節記念行事20周年

 8月22日、ユジノサハリンスク市コスモス競技場で光復節を記念する祝賀公演と運動会が開かれた。ペレストロイカ以後続けている同行事が今年で20周年を向かえたことでより盛大なものとなった。韓国で祝
賀公演団が来るほか、金・ヨンジン国会議員、テグ民族統一青年協議会代表、ハンセ大学芸術団など多くの祝賀客が訪れた。例年のようにエトノス児童芸術団やサハリン芸術団など地元の公演団も一緒に参加して観客を楽しませた他、相撲大会、喉自慢大会など多様なプログラムが用意されていた。また、翌日の23日にはコルサコフ市でも祝賀公演があり、23日の夕方はテグとサハリン友情の夜という親善慰問公演も韓人センターで行われた。

2009年9月4日号

南部サハリンとクリル列島解放64周年

 9月3日、サハリン州内各地で第2次世界大戦終戦と南部サハリン及びクリル列島の解放を祝った。ユジノサハリンスク市では戦争老兵と州政府関係者らが一緒にスラヴァ広場の聖火と解放記念モニュメントを尋ね献花。ロジナ文化会館では記念公演が行われた。

ア・ホロシャヴィン州知事韓国訪問

 ア・ホロシャヴィンサハリン州知事が極東地域知事らと企業家からなる訪問団の一員として8月27から2泊3日の日程で韓国を訪ねた。その際、安山の韓人永住帰国者アパートを訪問、懇談した。

国際人形祭り

 さる1日、サハリン州立美術館でサハリンでは始めての国際人形劇祭りが開催された。スロヴェニア、エストニア、ベラルシアなど海外から参加した人形劇俳優さんたちはサハリン州の子供たちに多様な劇と劇団活動内容を紹介した。

新学期始まる

 8月27日、サハリン州教育管理局の発表によると、今年の小中高校在学生数は5万1300人。小学校新入生数は5000人で初めて卒業生を上回った。州政府は新学期に備え4億7400万ルーブルを費やし
て校舎の修理や設備を整えたが、教師不足の現状は改善されず今年も170人が足りない。

医療関係者に住宅提供

 ロシア連邦政府はクリル島の病院職員らのために12世帯の家を建て、無償で提供することにした。クリル島の社会経済発展のための連邦プログラムの一環として進められている事業。

アルコール中毒との闘争

 8月21日、サハリン州政府は関係者を集め「アルコール中毒との闘争」と名づけられた事業の計画案会議を開いた。統計によると、サハリン州では今年上半期住民一人当たりの飲酒量は16.6リトルで42億
ルーブル相当額。21日、ロシア大統領がアルコール中毒は民族の悲劇と指摘した上、アルコール消費を制限する措置を取るように命じたことで、サハリン州でも積極的な対策を模索している。特に青少年のアルコール中毒が深刻な今、未成年にアルコールを販売した際の罰金3-4万ルーブルは軽すぎため、罰金額をより高くする必要があるとの意見もあ
る。

戦争老兵3人住宅貰った

 サハリン州では今年6人の戦争老兵に住宅を提供することにし、既に3人には渡したとのこと。しかし、今も50人の老兵が住宅を待っている。

KBSの支援で韓国語研修

 9月1日から4日まで韓国国営放送KBS の支援下、サハリン国立大学で韓国語研修があった。放送局が派遣したアナウンサー2人が韓国語教師や学生らなどを対象に正しい韓国語の使い方や発音などを教えた。

サハリン同胞追悼祭

今年も社団法人「海外犠牲同胞追悼記念事業会」代表2人がサハリンを尋ね、サハリンで亡くなった1世らの冥福を祈る追悼祭を行った。8月31日、追悼碑が立ってあるサハリン韓人文化センター前広場で社会団体長や一般市民らも参加して第16回目の法事を行ったのである。

クラスノゴルスクで光復節を祝った

 クラスノゴルスク地域韓人会が地域韓人会設立20周年を向かえ、盛大に光復節を祝ったと報告。今は韓人のみならず地元の他民族も楽しむ行事となったとのこと。この20年間同胞の人口が568人から140
人へと減り、若者たちの参加が少ないのが問題だと文・チョンギ会長は語った。


2009年9月11日号

おめでとう!

片山通夫氏が発行しているWEB-マガジンが来る12日、発行400号を迎える。その間、同マガジンを通じてサハリン韓人問題を日本社会に広く知らせてくださったことに感謝しながら、今後より発展していくことを祈ります。
                     -セコリョ新聞社員一同

オーストラリア駐露大使来島

さる7日、マルガレト・トミ駐露オーストラリア大使が來島、ア・ホロシャヴィンサハリン州知事を尋ねた。サハリン州訪問は初めての大使。大使は知事と国際交流担当者らと協力関係の発展拡大について意見を交わした。最近、サハリン州に対するオーストラリアの投資は増加しており、オーストラリアへの留学生(毎年20人程)や観光客も増えつつある。

終戦日を国家記念日に

 さる8日、国家愛国者クラブサハリン支部開館式記者会見で、同支部所属の国会議員らが9月3日の南部サハリン及びクリル列島解放記念日を国家記念日にすべきだと提言。ヴェ・ニェピョドフ国会議員は「今、
世界が第2次世界大戦における我国の功労を実際より軽く評価する傾向があり、戦争や戦没者に対する記憶を失わないために9月3日を国レベルで記念すべき」と述べた。

サハリン原油採取量増加

 さる8日、ハバロフスクで開催された第4回極東国際経済フォーラムでサハリン州知事は、2015~2020年頃にはサハリン州における採取量が原油2400万トン、ガスは610m3まで達すると発表。

ユジノサハリンスク市成立127周年

 12日、ユジノサハリンスク市は市成立127周年を祝う。午前11時にはスラヴァ広場からレーニン広場までの行進、レーニン広場での記念公演。そのほか、市内各地で記念行事が行われる予定。又、13日夕
方にはパベダ広場でアメリカ音楽家らのコンサートが開かれる。

ユジノサハリンスク市長候補4人へ

 9日現在、ユジノサハリンスク市長選挙に立候補した人は4人。現市長のア・ロブキン(イエジナヤ・ロシア党)、呉・チンハ(共産党)、ユ・シャポワロフ(自由民主党)、エス・コワリョフ(無所属)。他の候補らは立候補を取消した。

ロシア極東地域で46万5千トンのマス鮭収穫

 9月2日現在。ロシア極東地域の鮭・マス漁獲量は46万5千トン。昨年同期に比べ約15万も増加。極東地域の中でサハリン州が最も漁獲量が多く、全体の50%を占めている。

不法移民取締り強化

 最近、サハリン州は不法移住・不法滞在を防ぐために、現地外国者らに対する取締りを強化している。外国人が多く働いている機関や密集している地域を回りながら定期的に調査を行っている。外国労働者を雇用している115人の雇用主を調べ、40件の違法事実を発見。州移民管理局によると、調査した471人の外国人の中、328人が移民法を違反していたとのこと。書類偽造も23件あり、5人の外国人が強制追放
された。

全体学校が給食実施

 今年新学期からサハリン州内183校すべてが給食を実施する。農村地域では食堂がなくて給食を実施できなかったが、「2009~2011年学生らに健全たる食事を」という州教育プログラムに基づき、今年からはすべての学校が給食サービスを行うようになった。食堂がない一部の学校では外部からお弁当を注文して配っているとのこと。

トマリ市でも光復節祝う

 8月22日、トマリ市広場で祖国光復64周年記念行事があった。地域韓人会が主催した同行事に多くの市民が民族衣装を着て参加、民族の歌、踊り、ゲームなどで楽しい一時を過ごしたとのこと。

サハリン韓人希望キャンペーン団代表來島

9月2日、サハリン韓人希望キャンペーン団代表9人がサハリンを訪問。同キャンペーン団は韓人問題の解決のために国会議員、学者、社会運動家などが8月22日、国会で発足したもので、永住帰国や残留者問題、そして民族教育など多様な問題に取り組む予定。訪問団は3日と5日、二日間ロジナ会館でキムチの作り方体験などの文化交流活動と地元人の意見を聞くための懇談会開催などを行った。

2009年09月12日

9月の写真

  遅くなってしまいました。9月の写真を掲載します。
写真を見る>>

2009年09月11日

09年の肖像「韓国の友人」:片山通夫

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 突然、電話がかかってきた。電話の向こうで何か申し訳なさそうな声がした。いささか心もとなさそうだった。 「キムデスガ・・・」 「エー?いまどこよ?」 「ニホン・・・」

 電話の主は筆者の20年来の韓国の友人。ソウルで写真展を開く手助けをしてくれた男だ。韓国に「コリア富士フィルム」という会社がある。その名の通り、韓国の富士フィルムの販売会社だ。なんでも、ロッテと富士フィルムの合弁会社だったように記憶する。

 この会社に彼はいた。そして数回に渡ってソウルの富士フォトサロンでの筆者の写真展をコーディネートしてくれた。その彼が突然日本に来たというのだ。筆者がソウルへ行った時には、今も世話になっている。水原、光州など韓国の歴史的な町にも付き合ってくれた。

 現在彼は、ロッテデパートにある「ロッテスタジオ」のオーナーだ。所謂営業写真と称する写真をとるスタジオ。筆者とはいささか肌合いが違うのだが...。

 ともかく、突然の来日に驚き、会い、話たことは言うまでもない。その時に一枚撮った写真。

2009年09月10日

Korean News Paperセコリョ新聞(PDF)

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It is issued in Yuzhno-Sakhalinsk and we will deliver Se-Koryo Korean newspaper  
 ユジノサハリンスクで発行の新高麗(セコリョ)新聞をお届けします。
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2009年09月07日

今週の一枚「夏の忘れもの」:片山通夫

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残暑の厳しい9月だ。30度を超す毎日が続いている。駅のホームで電車を待っている間にも汗が流れる・・・。人は「年のせい」と言うが、最近、夏の気候は尋常ではない。亜熱帯が北の方向に引っ越してきたみたいだ。桜前線でもあるまいに・・・・。

 太陽に光るレール。見るからに暑い。やけくそでカメラを取り出して撮った一枚。
それでも、朝夕はめっきりと涼しくなった。
「暑い」と言ってはビールを飲み、涼しくなったと言っては日本酒が恋しく思う・・・。
いずれにしても飲む!
 「ネエ。ご同輩!!」

2009年09月05日

コラム「マニフェストは絵に描いた餅ではない」:片山通夫

 「小泉改革と称する改革」の総括ともいうべき総選挙が行われた。結果はご承知の通りである。ついに、自民党が解党の危機を迎えているように見える。いや、自民党のみならず、公明党もである。

 非情なようだが、国民の審判は受け入れてもらわねばならない。過去の自民党政権のゴタゴタはあえてここでは問うまい。問わねばならないのは大手企業には無論、霞が関にも国民の審判を受け入れてもらわねばならないということだ。そこでだが、われわれ国民は今一度民主党のマニフェストをじっくりと読む必要がある。そこに書かれていることが、大方の国民の総意であり、それを実行させるために今回民主党を選んだということを再確認したい。

 もちろん、第一義的にはこのマニフェストを国民に提示して圧勝した民主党が実行に移さなければならないことは言うまでもない。しかし、それには、たとえば官僚組織の協力が最大限になされなければならない。「省益」だの「縦割り」だの「先例にない」というような細かいことを言っているようでは、この選挙で国民が示した意志は決して実行できまい。

 自公政権で10年、自民党政権では半世紀以上に及ぶ長期間、国民は官僚と時の政権に唯々諾々と従ってきた。しかし国民の側にも我慢の限界があった結果である。このあたりを十分に理解し、もう一度憲法を読み返し、この国の主権が誰が持っているのか、しっかりと頭に叩き込む時期が来ている。
 自民党は「解党的出直し」を迫られている。公明党も小選挙区では全滅である。官僚組織だけがのうのうと、従来通り生き残れるわけがないではないか。

 民主党に注文したい。過日、党幹事長に小沢一郎に決まったというニュースが流れた。早速マスコミは官邸と党の二重権力構造を危惧している。また民主党からも、嘘か誠か「猟官運動」が激しいと漏れ聞く。またおせっかいなアメリカ人は民主党政権に危惧しているという。こんなニュースが大きな扱いで流れた。マスコミもアメリカ一辺倒の視線を変えてアメリカを見る必要がある。

 冗談も休み休みにしてもらいたい。国民は全く別のことを民主党政権に望んでいる。それはマニフェストに書き込んだ内容を着実に実行することだ。もし「何らかの抵抗勢力が存在」して計画通りにことが進まなかった場合、直ちに国民の前にその原因を明白にしてもらいたい。隠ぺいは無用である。300議席以上の支持を集めているのだ。つまり国民が後ろについているということである。次期参議院選も近い。民主党自身がマニフェストに書かれていることに反する行動をとるようなら一年後には手痛いしっぺ返しを食うことになる。

 国民は我慢強いはずだ。過去半世紀以上も我慢してきた。民主党がじっくりと着実に政権与党として育つさまを見守ることはできる。しかしごまかされ、隠ぺいされたら、我慢はできない。まして、猟官運動に血道をあげ、内紛を起こすようなら決して国民は許さないだろう。

 民主党には国民とともに進む政権政党となってもらいたいのだ。

参考:民主党マニフェスト(PDF)

2009年09月04日

09年の肖像「出石の町で」:片山通夫

 

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 今年82歳になる。娘は「仕事を辞めたらいいのに」とうるさいのだけどと笑う。兵庫県北部の町・出石は皿そばで有名な小京都と呼ばれる歴史的な美しい町で唐辛子を売っている。

 いや、唐辛子だけではない。いろいろ所狭しと雑貨を扱っている店の主人だ。店の名前は伏見屋。小京都らしい名前。

 写真で見られるように「厄年の魔除け」になるという唐辛子の飾り物を作るのが主な彼女の仕事だ。「こんな値段をつけて恥ずかしいけど...」と言いながら店先でせっせと唐辛子を藁縄で編む。
「唐辛子は近所の農家から買っている。ちょっと食べてみなさいよ。辛いから」
 そう言いながら、彼女は真っ赤な唐辛子をポキッと折って口に入れた。
「オー。辛い!」

 筆者はその顔を見てとても食べる気にならなかった。

参考:出石町は、「古事記」「日本書紀」にも名前の見える歴史の古い町です。 但馬開発の祖神ともいわれる新羅の王子天日槍(あめのひぼこ)が、垂仁天皇3年に渡来してこの地を拓いたと伝えられ、町名も、天日槍の宝物である『出石小刀』に起因したといわれています。また、古くは但馬の国衙(こくが)が置かれていたとも伝えられ、袴狭地区にある「砂入遺跡」からこのことを裏付けるように「人形(ひとがた)」 「斎串(ゆぐし)」といった祓いの道具が大量に出土しています。(出典・出石町公式観光ガイドから

2009年09月03日

Korean News Paperセコリョ新聞(PDF)

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 ユジノサハリンスクで発行の新高麗(セコリョ)新聞をお届けします。
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