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「フィデルのキューバ」その3

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【サトウキビ刈り】
 キューバは砂糖の産地である。近年砂糖の国際価格が下がり、おまけに国際市場価格以上の値段で買ってくれていたソ連の崩壊はキューバ経済を直撃している。しかし筆者がハバナにいたころはハバナから見えるソ連邦はとても力強かった。(写真:サトウキビ農場の荒野の7人ならぬ外務省職員たち)

 革命後10年のキューバはその年(1969年)は砂糖増産100万トンの掛け声で国民はおろか世界中のキューバ革命のスター、フィデル・カストロやチェ・ゲバラにあこがれて(?)若者が集まってきていた。ボランティアでサトウキビ刈りを手伝おうというわけである。革命に参加する意気込み?!!・・・。
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 キューバ人たちも喜んだ。何しろ世界中の若者がキューバを目指してやってくるのだ。実際にサトウキビ畑ではものの役に立つのはほんの一部の若者だったが。結構きつい仕事なのだ。マテェーテと呼ばれる山刀を振り回して竹のようなサトウキビを刈り取るのだから。下手をすれば足を切る危険もある。

無論筆者も出かけた。筆者を所轄する外務省の職員も交代でキャンプに行きサトウキビを刈るというのだから。もうこうなったら外務省のキャリア(そんなものはないようだが)であろうと運転手であろうとみんな行くのだ!
「100万トン!進め!」の掛け声とともに。
思えばキューバも筆者も若かった。
(写真:サトウキビ刈りの終わったキャンプでのひと時 筆者撮影) 完