「フィデルのキューバ」その2
【その表情】ハバナはキューバの首都である。筆者がハバナにいたとき、いろんな表情を見た。貧しい生活の中で人々は陽気に音楽を奏で、踊りそして革命を推進していた。(写真:旧ハバナ市内でキューバ共産党機関紙グランマを読む人 筆者撮影)
ハバナの街である時筆者は友人の車に乗っていた。大きな交差点にさしかかった。信号は青。友人はアクセルを踏んだ。車は当たり前のことであるが発進した。と、左側から猛スピードで車が一台まさに「突進」してきた。筆者の乗っていた車は、右へ急ハンドルを切って避けようとした。突進してきた車は軍のジープ(おそらくソ連製)である。その車も左へ避けたので幸いにして事故は免れた。2台の車が止まった交差点はたちまち人が集まってきた。「ン?野次馬?」楽しみの少ないキューバなのでなどと呑気に思ったのだが、そうではなかった。件のジープはフィデル・カストロが運転していたのだ。「どこの国の一国の首相がジープを運転して交通違反をする?」筆者は驚きとともに感動した記憶がある。市民が「フィデル!フィデル!」と彼を取り囲んでまるで人気俳優の登場みたいな状況だった!
彼は軽く我々のほうに手を挙げて風のごとく去って行った。
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こんなことがあって筆者はこの国の国民にこんなに慕われている間は大丈夫だろうと思った。(写真:キューバの農民 人懐っこい顔が魅力だ 筆者撮影)
(3月28日に続く)