2008年7月18日号

 

記者会見−エル・シュビナ連邦下院議員

 

 さる11日、下院国会社会政策委員会副委員長を兼任しているサハリン州エル・シュビナ連邦下院議員が記者会見を行った。議院はこの半年間164件の連邦法と3件の政治関連法が制定される他、2回の年金引上、公務員給料引上、年金法改正など福祉分野において幾らかの進展があったと指摘した。議員によると、サハリン州の場合、最低賃金7、265ルーブル(全国最2、300ルーブル)、平均賃金3万5、500ルーブル(全国平均賃金2万1、341ルーブル)で他地域に比べ著しく高く、来年さらに平均賃金が3万6、400ルーブルに、又公務員の給料がさらに10%引上げられるとのこと。又、州内労働年金が8月1日から5、730ルーブルから6,291ルーブルに引きあがると伝えた。最後に、議員は住民から500件余りの苦情(主に賃金未払)が寄せられるなど問題はまだ多いが、下院に入ってまだ間もないので今からだと思ってほしいとく理解を求めた。

 

州知事の記者会見

 

 11日、ア・ホロシャヴィンサハリン州知事が2月に続き2回目の記者会見を開いた。記者会見は非公式的に行われ、地域経済発展戦略から予算まで様々な問題についての率直な意見が交わされた。ソビエツキーサハリンのヴェ・ソロチャン社長がサハリン州発展戦略に地方の意見はあまり反映されていないと指摘する他、技術専門家養成の必要性を強調しながらも国の対応は消極的であるとの批判の声も上がった。州知事は、「サハリン・ウエストト銀行の破産の噂で預金者が貯金を引き下ろすなど混乱が起きている。当銀行の株を50%持っている州政府としては非常に危機を感じるが、(皆が協力して)銀行の破産を防ぐために努力すべきである」と述べた。

 

州議員選挙10月12日

 

 さる10日、州議会は今年の州議員選挙日を10月12日に決めた。州選挙委員会はドリンスク、マカロフ、シェブニノ区域の自治長選挙も当日行うことにした。

 

ワシントンで第13回露・米太平洋パートナー大会

 

 13年前からロシア連邦特別プログラムとして両国間貿易経済交流活性化を図るために行われている露・米太平洋パートナー大会が、さる14から両日間、米国ワシントンで開かれ、サハリン州代表20人が参加した。今年の主な議題は2013年までの極東及びバイカル社会経済発展、特にサハリン運輸インフラ、環境保護問題。サハリン代表らは17−18日、アラスカ政府が主催する航空運輸問題を検討するセミナーにも参加した。

 

北方少数民族子供たちの寮完成

 

 15日、ポロナイスク市の第3リチェイ(北方少数民族伝統技術学校)の寮がついに完成、都市から離れた町に住んでいる子供たち48人がここで生活しながら教育を受けることができる。

 

極東地域で最も高いサハリン住宅

 

 ユジノサハリンスク市の住宅価格の上昇が続いている。6つの不動産会社の調査によると、この1年間だけで10−15%も上がり、1ルームの中古アパート価格が200−260万、2ルーム300−380万ルーブル。現在、1?当り平均価格は6−7万ルーブル。中古アパート価格としては極東で最も高いと仲介人はいう。市民らの収入増加、銀行融資などが値上の要因で、昨年のネベリスク地震による影響もあるという。しかし、近々価格の上昇で取引が減少すると価格は下がるであろうと予測されている。

 

真相究明委員会サハリン調査

 

 14−21日間、韓国日本強占下強制動員被害真相究明委員会の委員3人がサハリンで現場調査を行うために來島した。委員たちはシネゴルスク、コルサコフ、ブイコフ等で強制動員事実の確認と被害者らの墓を調査すると共に、遺骨返還のために関係者らと話しあう予定。

 

奨学生選抜インタビュー

 

 6年前からサハリン同胞人材養成プログラムを実施、毎年5人のサハリン同胞を奨学生として受け入れている韓国釜山の東西大学が来年の奨学生選抜のために担当教授2人がサハリンを訪ねた。16日、7人の申し込み者がインタビューを受けた。現在、当大学で留学中のサハリン同胞奨学生は20人。

 

サハリン州韓人会運営委員会会議で−2世の永住帰国費用は本人負担

 

 12日行われたサハリン韓人会運営委員会で朴・ヘリョン会長は、1946−47年に生まれた2世の永久帰国の可能性はあるけど日本政府の支援拒否により永住帰国費用は本人負担になる可能性が高いと伝えた。また、永住帰国後の生活支援についてもまだ韓国政府の決定がないと述べながら、来る8月2日に韓国政府と韓国赤十時社代表らがユジノサハリンスクで説明会で話が聞けると伝えた。

 

強制動員被害者の韓国遺族らの共同慰霊祭

 
<写真説明>15日、サハリン韓人文化センター前で行われた強制動員被害者の韓国遺族らの慰霊祭(撮影:李・イエシク)

 15日午前10時30分、強制動員被害者らの韓国側遺族らなど強制動員犠牲者遺族海外追悼巡礼団24人がユジノサハリンスク市サハリン韓人文化センター前の被害者慰霊碑の前で慰霊祭を行った。帰国できずサハリンで亡くなったお父さんに送る追悼文を読みながら悲鳴をあげる息子と娘。彼らももう既に初老の60−70年代の人たち。参加者ら全員が涙無しで見ていられないほど悲しい慰霊祭だった。海外追悼巡礼団の慰霊祭は2006年から日本植民地下強制動因されたまま海外でなくなった方々の霊を慰めるために行っているもので、韓国と日本の協議でその費用を日本側が3分の1、韓国側3分の2を負担している。巡礼団は5日間の滞在期間中にコルサコフの望郷の丘とポジャルスコエの27人の韓人犠牲者追悼碑の他、強制連行の縁の地方を訪ねる予定である。